スーパーOJ”クラシック”シリーズ25/26
国鉄ワフ21000/22000

ムサシノモデルでは手軽にOJを楽しんで頂こうという趣旨のもと国鉄の比較的小型の機関車とそれに合わせる2軸貨車を長年に渡って製作してまいりました。そしてここにご要望が多かったそれらの編成のおしりをしめるのに必要なワフの発売に何とか漕ぎつける事ができました。よりローカル味のあるプロトタイプとしてヨではなくワフとする事に致しました。当店製品のC56、C12、ED19から現在制作中のC11、製作予定のC58との組み合わせで詩情溢れる世界を作り出す事を目標としています。

商売的にはけちょんけちょんでしたが夢が叶いました。

OJモデル最高峰を誇る出来栄えのED19と編成を組ませて全く遜色のない仕上がりとなっています。

OJモデルで良くある車体側面はのっぺり感を避ける為に窓枠は車体側面をエッチングでへこませそこに窓枠をはめ込む事で実物同様の微妙な凹凸感を出しています。機器取り出し口等も別パーツを取り付けているのでモデル全体として見たときのフィーリングが絶妙な感じを醸し出しています。

屋上のベンチレーター、煙突もOJならではの凝った作りとなっています。

プロポーションはいう事がないと思います。

ワフ21000長軸、2段リンク仕様。

室内インテリアは内張りも含め出来る限り作り込みました。
テールライト及び室内灯のLED回路は特注のモデルシーダー製を使用しています。テールライトへの配線はメーカーのアートホビーズもかなり苦労しこれだけの作業で3カ月を要しています。アート社長の苦闘、苦労が忍ばれますが製品にはそのような痕跡は一切残されていません。

実物通り稼働する2段リンク機構、軸箱はベアリング入りで走行は非常にスムーズです。
キャンパス張り屋根はざらりとして塗装で再現しています。

ワフ22000短軸、2段リンク仕様。

短軸ワフ22000はよりローカルな味わいがあります。





ワフ122000短軸1段リンク仕様。
1968年のヨンサントウ以後北海道に封じ込まれた1段リンク車は黄帯を巻かれ元の形式に1を足しワフ21000はワフ121000となりワフ22000はワフ122000となっています。蒸気機関車が最後の活躍を見せた1970年代の情景に黄帯を巻いたワフは必ず必要なものです。そして蒸気機関車と共に黄帯のワフは消え去っています。

当店では製作中のC11 207、227号機や製作準備中のC58 33号機とベストマッチングとなるでしょう。

煙突は北海道独特の上に持ち上がったタイプやT型のものがあります。

黄色帯の入り方はそれぞれのナンバーで異なるので製作する上では結構苦労しました。









ライトのオンオフスイッチは床下に設置されています。



集電は車軸全軸集電とし転がりには最低限の負荷としていますので走行には全く問題ありません。
ディテールとして簡易発電機も取り付けられています。