シン・ED17
ムサシノモデル、ATMと組んで20年振りにED17に再挑戦

店主が一番好きな電気機関車ED17。20年間の当店製品の進化を込めて製品化致します。

台車はワイヤーカットから精巧なロストワックス製へと変更になります。最も注目する点としてエンドビーム幅、台車大外の幅を前回と同じ寸法に抑え込みました。各種ボルト、リベット表現はワイヤーカットのエッチングによる凹凸からロストワックスパーツによる立体的な表現へと変わります。当店製品EF510、EF64等と同等のスーパーモデルです。シンED17にご期待下さい。

父親が一番好きな機関車がED17でした。三つ子の魂何とかで息子もED17が最も好きな機関車です。思い付く限りこれ以上は再現不可能というところまで思いを詰め込んだ製品となります。


車体幅32.5mm。国鉄標準車体幅2800mm÷80=35mm。その狭い車幅を16番で初めて再現したのが1999年発売のED18でした。それまでのデッカーの一連の模型製品は36mm、37mmと横幅を大きく取り今見ると全く別物と云える顔つきをしていました。当店で2003年発売のED17の後、この寸法32.5mmoで作るのが当たり前の時代になりましたがこの古武士のような趣を再現するのは至難の業です。ひょろりとした模型にしかならないのです。

夢破れOJは断念。





パンタグラフの幅等に修正ポイントがあります。





当店の電気機関車モデルに共通の車体と台車間の実感的な空間表現。当店の製品群により時代はこれがスタンダードとなります。

伝統的オーソドックスな製作技法が消え去ろうとしている最後の輝きとならないようにもう少し私たちも頑張らなければいけません。



ED17仁王立ちという風情。









実は当店が最も得意としている分野は旧型電気機関車と蒸気機関車です。マーケット的にこれらの製品化が難しい時代となっています。ED14は近江鉄道での取材を経て模型化図面が完成しています。ED11も西武横瀬での取材をとうの昔に済んでいます。