EF65 落穂ひろい第2グループの塗装についてのあれこれ、解説
 
JR貨物 EF65 116号機 試験塗装機
落穂ひろいEF65の第2のグループの発売が7月中旬になります。この第2のグループは発売済みの第1グループより生産数が60パーセント程と少ないながら、よりタイプが多く複雑な塗装のバリエーション展開も多岐に渡ります。生産数が数本と云うバージョンが多く特注品、特製品の範疇に入る製品群です。その理由で少し第1のグループより価格が上がっています。第1のグループにもその様なバージョンが多く含まれていましたが車体色は青15号とクリームに限られていました。

JR貨物 EF65 21号機 試験塗装機
第2グループの場合、少量生産、ほんの数本のものでも例えば一般的な国鉄のブルトレ牽引機と異なり考証と塗色の色合わせと調合にかかる手間と時間がより必要です。又、塗装現場の労力とATM社の品質管理が大変です。勿論細部ディテールの差異まで書き込まれた全体図面、屋根上の微妙なグレーの濃淡まで指示したカラー刷り塗装ガイド、1輌1輌異なる全検表記等まで表したレタリングガイドを用意しなければなりません。


JR西日本 EF65 1124号機 トワイライトカラースキーム、最新仕様
当店の車体の艶具合は5つの段階で表すことになっています。5はピカピカのトップコートに当ります。前回のEF81全てとEF65 Pトップ、535号機は4に該当します。クリアーの塗料を3回、4回と少しずつ吹いて行きしっとりとした上品な艶具合を再現しています。その3回、4回と塗料を吹き付けた後、少しの時間乾燥させている間作業で人間が動くことにより埃の類が付いてしまうことが多々あります。塗装工場からATM社に戻ってきた車体は1輌1輌検品され1つでも細かい塵が付いていた場合2回3回と修正の為高速道路を40分飛ばして郊外にある塗装工場に戻されて修正を行っています。そういう理由で例えば艶のあるEF65 123号機”ゆうゆうサロン岡山“等の場合は価格が上がってしまいます。ご理解の程宜しくお願い致します。
























JR貨物 EF65 1089号機、手前EF65 2127号機



只今当店において検品中につきもうすぐ発売になります。