OJ C12未塗装サンプル紹介


新しいC12のサンプルモデルをご紹介いたします。足尾線の46号機と高森線208号機です。これから多くの修正点を改良し量産品の製作へと繋がってまいります。その理由でサンプルモデルはまだ不完全な部分が多々ありますがその点はご了承下さい。

 
C12 46号機 足尾線


足尾線で活躍したC12の中で前回製作の49号機と共に最もオーソドックスなスタイルと云える46,47号機を製作しますがサンプルはその内の46号機です。


晩年のC12はもっぱら入れ替え機として使用されていましたが足尾線、高森線共に主力機として活躍した事で特に有名な線区です。多くのファンが訪れその日本的な風景と共に沢山の写真が残されました。

46号機のサイドビュー。C12にはLP42ヘッドライトが似合います。最もバランスがとれた形をしていると考えます。

各部分の光沢の反射の違いによりお見苦しい部分がありますがご了承下さい。







C62で初めて行ったランニングボード等のボルト植え込みを今回のC12でも同様に行っています。





46号機とサンプルはありませんが47号機ではパイピングの引き回しの違いにより印象がかなり異なります。

ボイラー下部とフレームとの間の空間に多少のパイピングが追加されます。



















ことさら狭軌感うんぬんというのは野暮な事だと思います。模型の良し悪しはそれだけで判断するものではありません。

でも蒸気機関車の魅力は1/45 OJスケールならではの実物同様の機構の組み込み等、メカの部分も含めて最高の表現が可能です。



















例えばギヤーボックスが無ければ実物と見まごうばかりの印象です。

















キャブ内のディテールも前回製品よりも多少増える予定です。





キャブ屋上のディテール表現も上の写真の46号機と下の208で全く異なります。但し208号機のサンプルはまだ縦樋が付けられていません。
 
OJ C12 高森線 


前回製作した241号機とコンビを組み高森線の蒸気運転の最後を飾った208号機

コールバンカーは高森線で使用開始される直前にこの形になりました。




241号機のLP401に対してのLP42、嵩上げされたコールバンカー上部に傾斜の無い241号機に対し傾斜のある208号機、この事で208号機は241号機と比べ多少大人しい印象を与えてくれます。





















コールバンカー側水タンクハッチは本製品では撤去された形となります。非公式側のステップも長いものに交換されます。










発売時期は今年の秋頃を予定しています。今回は再生産という事で数はいつものように余分には作っていません。
その時までに世の中が平穏な日常に戻っていることを願うばかりです。