磐越東線の800番台
磐越東線郡山区の800番台最初のグループはSG搭載が無いという事で製造され、数多いDD51の中でも屋根が取り外し式でない事で特異な存在です。800番台でも以後のグループから取り外し屋根となっています。この800番台最初のこのグループも以前より製品化したいと考えていましたが今回最後という事で製作する事に致しました。


 


DD51 802号機 公式側

非公式側

磐越東線はDD51の三重連で有名な線区でしたが一般旅客にも使用されています。



一体型運転室屋根。

公式側。デッキステップは東北タイプといえる形状です。

非公式側


台車はブレーキシリンダーの径を小さくし圧を弱くしたものでTR106Aとなっている。プロテクターは郡山工場独特の形状をしています。

非公式側。SGボイラーを積んでないにも関わらず801号機で初めて点検ハッチが大型となりランボードに段差がついています。

このグループ最大の特徴として運転室測窓が公式側、非公式側で長手方向のサイズが異なっているという事です。公式側はそれまでの窓の長さを踏襲していますが下の非公式は室内の予熱器の排気管を避ける為に窓のサイズが短くされています。DD51は以後のグループからこの短縮された短い窓寸法が採用され最終まで製造されていく事になります。プロデュースしていてこの大きな問題に気付きましたがどの文献を見てもこの事について記した文章は一切ありません。



屋根にポツンと空いた小さな穴が予熱器の排気管になります。


写真で確認できる通り室内の予熱器排気管のカバーもしっかりと再現しています。