ラインナップ No.16

第一回発売分
鉄道省 木造大型客車 ナハ22000系 後期タイプ
空制化バージョン 6タイプ

只今発売中 




 今回私達はナハ22000系を製作するに当たり数多くの形式とそのバリエーションのオリジナル模型化図面を作図致しました。この中より第一回分として上昇窓標準雨樋タイプの6形式を発売致します。いずれも最もベーシックな車種を選びました。

製 品 名 価   格
ナハ22000 後期型 ¥57,015(税抜¥54,300)
ナハフ24000 後期型 ¥57,225(税抜¥54,500)
ナロ20850 後期型 57,750(税抜¥55,000)
オハニ25700 ¥59,640(税抜¥56,800)
オユ26000 ¥57,540(税抜¥54,800)
オニ26600 後期型 ¥56,700(税抜¥54,000)

(1) ナハ22000後期型、標準雨樋、上昇窓、TR-11台車
大正9年より大正15年までに1669輌と大量生産された22000系の代表形式。大正11年までの初期車は雨樋が下屋根に取り付けられていた。窓は下降窓、台車は大正6年基本型を履いていた。11年以降は窓ピッチを10mm拡大。雨樋は標準的な桁取り付けとなる。23100以降は上昇窓。今回模型化の後期型は大正14~15年製23391~23714で台車はTR-11を使用。最も完成されたスタイルを持ちます。

(2) ナハフ24000後期型、標準雨樋、上昇窓、TR-11台車 
(1) と対をなす形式で同じように製造過程での変化を持つ。今回模型化の後期型は大正14年製の4773~24837、24839~24903。

 

(3) ナロ20856(ナロ21010~21099)後期型、標準雨樋、上昇窓、大正6年基本型台車
22000系最初の2等車。大正9年製のナロ20600では座席にクロスシートを使用したが大正 10年登場のナロ20850で転換クロスシートを採用。大正13年登場の21010よりそれまでの2連窓が1個ずつ独立した窓配置となった。今回はこの最終タイプを模型化。

(4) オハニ25700 標準雨樋、上昇窓、TR-11台車
大型規格の三等荷物合造車は標準的形態を持ったオハニ25500形25500~25649(大正12~13年製)がありますが今回当店では一捻りした形態のオハニ25700形を製品化致します。この形式の特徴は車掌室側ドアが内側にオフセットしておりデッキ部が無くなり、その分車掌室が拡大されている事です。模型的には再現の難しいもので上より見た時デッキ部が無いのですぼまりが無く屋根の金型を別に起こす必要があります。是非模型化してみたかった形式です。

(5) オユ26000 標準雨樋、上昇窓、大正6年基本型台車 
大型規格のオユにはもう一つ逓信省所有のオユ26150が6輌有り全て下降窓で日車製であったが26152が上野にて関東大震災で焼失。川崎造船で上昇窓式を製作し2代目オユ26152を名乗る。オユ26000(26000~26013)は川崎造船製で26000~26005は下降窓。今回模型化の26006~26013は上昇窓タイプ。オユ26152とは明り取り窓、サイドベンチレータ配置が1ヶ所のみ異なります。

(6) オニ26600 標準雨樋、上昇窓、大正6年基本型台車 
大型規格の荷物車は他にオニ26700(26700~26714)がありオハニ25700同様の特徴があります。オニ26600(26600~26674)は22000系荷物車の代表形式で輌数も多い。これも初期車は雨樋が下屋根に取り付けられ窓は下降窓であったが後期は標準雨樋、上昇窓式となった。当然模型化は後期型で製品化。ナンバーは当時の配置地域の違いで飛び番号となっている。26608~26630、26644~26652、26669~26674。

 

写真は全てサンプルモデルです。ボルスターの関係で車高が1.3mm程高くなっていますが量産品では修正されます。トイレなどの窓は曇りガラスになります。