第34話 当店製品における塗装作業子細説明

日本ではメーカー完成品の真鍮製鉄道模型の塗装はラッカー塗料を使用しています。かわってムサシノモデル等、韓国製の真鍮製鉄道模型の塗装はアクリル系塗料を使用します。一番大きな違いは焼付塗装を行うことです。シャープな仕上げと塗装の強度を得ることが出来ます。例えば当店最新製品のEF15を例にとってみましょう。私たちがもしEF15を塗装しようとなった場合、人により異なる場合も有りますが次の様な手順となります。
ラッカー塗料による塗装の手順
①キャブ内部の塗装(ライトグリーン、半艶)。乾いたらマスキング。
②ランニングボードの塗装(濃いこげ茶色、艶消し)。乾いたらマスキング。
③パンタグラフ下屋根の塗装(黒、艶消し)乾いたらマスキング。
④屋上屋根の塗装(③より少し艶のある艶消し黒)乾いたらマスキング。
⑤車体の塗装(ブドウ色2号、艶具合は個人の好み)完成。
以上の様に艶具合は予め艶消し材を混ぜた塗料を吹き付けます。

次にアクリル塗料を使用しての塗装手順の説明です。
①キャブ内部の塗装(ライトグリーン)。オーブンで焼き付け40分。マスキング。
②ランニングボードの塗装(濃いこげ茶色)オーブンで焼き付け40分。
③ランニングボード艶消しのオーバーコート。オーブンで焼き付け40分。
④ランニングボードのマスキング。マスキングテープは最後まで剥がさない。
⑤車体塗装(ブドウ色2号)
⑥オーブンで焼き付け40分。車体マスキング
⑦屋上屋根の塗装(黒)。オーブンで焼き付け40分
⑧車体の艶の発色を良くする為の溶剤の塗装。オーブンで焼き付け40分。
⑨車体の艶具合をオーバーコートで調整したクリアー塗料を吹き付け。オーブンで焼き付け40分。
⑩車体のマスキング。
⑪屋根黒をオーバーコートで半艶とする。オーブンで焼き付け40分。
⑫屋上のパンタグラフ下を残してマスキング。
⑬屋上のパンタグラフ下のパネルを1段艶消しのクリアーでオーバーコート。オーブンで焼き付け40分。
以上の様に艶有り塗料を塗装。艶の諧調はオーバーコートにより行っています。そしていちいちオーブンで焼き付けをするので手間に加えとにかく時間が掛かります。
EF15では4か月以上塗装に時間が掛かっています。以上説明させて頂きました。
 

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