第26話 2025年 年初の雑感 2025.1.12

2025年の新春を迎え、お陰様でEF62の発売を迎える事となりました。この製品はメーカーのATM社共々10年をかけた鏤骨の上での製品です。これ以上の製品を作ることは不可能と云って過言では有りません。もちろん人間が精魂込めて1つ1つ手造りで製作しています。何時も完璧な製品をと念じて模型作りに向き合っていますが、なかなかそうは問屋がおろしてくれません。明日はなろう、明日はなろうのあすなろ物語です。うちのスタッフは完全週休2日制ですが、私と体調を崩した弟に代わってこの4月よりムサシノモデルに安月給で就職してくれた妻共々ほぼ休みが無い限界状態で仕事をしています。妻が弟の様に体調を崩さないか何時も悩み心配するところです。自営業としてムサシノモデルは非常に過酷な職場です。最近はもうこの辺で廃業した方が良いのでは考えてしまいます。まず籠の鳥状態でホイホイと何処かに出かけていく事など思いもよりません。1年365日、朝も夜も頭の中で考える事は仕事の事ばかり。神経が伸びきっています。しかし、でもお客様は更なる品質向上で価格を抑えてね、の他あれこれと要求されます。少しのミスも許されない今日この頃です。今回発売のEF62の¥355.000は10年前に発売したEF65の¥245.000と比べて小売した時の利益は全く変わりません。又、ATMメンバーを横川、大宮、韮崎、新鶴見、尾久、勝田、名古屋、京都、大阪等に取材に来て貰ったり、例えば私たちがEF62のプロデュースに要する数年にわたる時間、資料等の必要諸経費は全く小売価格に反映させることは出来ません。問屋さんへの卸しを中止し、小売店への卸し価格も上げて貰ってEF62の小売価格¥355.000を維持しています。一昨年の年頭より円安ドル高で円が韓国ウォンに対しても13%下落。メーカーのATM社も韓国の物価高のもと下請け工場からの値上げ要求なども有り昨年の10月下旬の訪韓時にシッピング価格を双方合意の上で¥10.000上げる事に致しました。当初¥345.000で発売を予定していましたがこの理由で小売価格を¥10.000上げて¥355.000と致しましたが利益率は当然下がります。以前¥20.000以下で製品を発売していた頃と比べその重圧で数倍神経をすり減らします。ソウルのコンビニでマウントレーニアの様なコーヒーでも買って朝飲もうと価格が2.500ウォン、3.000ウォンでやめて水を買って部屋へ戻りました。金浦空港の両替で10.000円が83.000ウォンで計算して見ると韓国の物価高にはびっくりです。日本の円の価値がわざとやっているのかこの20年でトルコ、アルゼンチンを抑えて堂々1位、40%の下落です。とまあ、頭の上に重い石の重圧が乗っかっているような2025年新春の雑感です。

戻る