第11話 こんな事もうやってられっかい  2012.2.8

一昨年、昨年と製品の発売が一様に遅れる事となりお客様には大変ご不快を与えてしまったと反省の日々です。約10年前と比べ当店の製品のレベルが相当グレードアップしており更にバージョン数を沢山増やした事によるところも有りましたが、それとしてもOJ EF66、DD51、16番 DD51、EF57の遅れには本当にノイローゼになるのではと思った程でした。とにかく当初の予定通り送金していって8割方支払いが終了したところから1年平気のヘイさで製品の完成が遅れる訳ですから、こりゃ堪ったもんじぁーありません。それも一つや二つではなく三つ四つのプロジェクトが揃ってそうなる訳で真に生きた心地なんかあったもんじゃありません。遂に、こんな事やってられっかーと昨年9月にはとうとう堪忍袋の尾が切れてEF57を担当しているサムヒュン・トレインの社長と大喧嘩となりました。EF57はOJ キハ07を挟んで2010年2月から支払いを開始。この年の10月に発売との契約でしたがどうせ半年は遅れて2011年4月には船積できると踏んでいました。ところが蓋を開けてみると90%以上こちらで図面を書き直すわ、遅れて出来上がってきたサンプルが訳分からんレベルで怒り心頭のところを何とか1年持ちこたえて耐えに耐えていたのですが(そりゃ東武、西武電車の方が簡単だわなぁと)。1年遅れで2011年11月発売と決まっていたものを11月下旬完成と5回だか6回目の”遅れます” となりとうとうブチ切れちゃった訳です。FAX、電話での大ゲンカの末に互いにもうやめたー!、EF57でお終いという事となりました。大体この会社は当店で2000万以上の損失を出して作った会社ですがもう勝手にしゃがれ!後は野となれ山と・・・・・・・・・・・。そんなこんながあってから半月程経った頃、蒲田の模型ショウに出品しているメーカーにキットの部品を届けるついでに(と云うか、こっちがメインというか)アポ無しで(正確にはほんの5分前に電話があり)お店にニコニコしながら社長当人が現れました。まあ世の中こんなものです。かれこれ20年近く彼とは仕事をしているのですがまあ、こんなものです。その後デザイナーを一人入社させ今では一生懸命に私の要求に答えようとしています。と気を緩めてはいけません。とにかく日本でも韓国でもこの仕事はとんでもなく大変で無茶苦茶なものです(とにかくお金が掛かりますからね)。誰も手を抜いている訳ではなく、互いに真剣勝負で物を作るという事を優先していくとどうしてもこのような事が起こり得ます。機械だけではなくそのほとんどを人間の手作業(高い感性と技術力が必要)で作り上げる真鍮製鉄道模型ですからこんな事やってられるかと手を引いてしまうメーカーやインポーターが一社や二社ではないのが良く分かります。で件の57はさらにまたまた遅れて2月末から3月始めの船積みとなっております。ここは品質管理上で最も重要な最終組立とその調整に入っており、心静かに仕事をしてもらわなければならない訳で私も心安らかに製品が出来てくるのを待っているところです。大変申し訳ございません。

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