★此処でお詫びがございます。DD51に付きましてメールでのお問い合わせ、あるいは早速御予約いただきまして有難うございます。この点に付きましてまだお返事のメールをお返しできておりません。その理由ですが現在幾つかのDD51の号機が追加で製作致す状況になっています。勿論各タイプ少量での生産をメーカーのATM社が承諾して貰う事が前提になります。EF81でもそうでしたが生産するタイプが多く混乱を防ぐ為、各タイプに製品の通しナンバーを付けています。DD51の場合まだ製品の種類、号機が増える可能性がございますのでこの通しナンバーが変更されます。最終的なバージョン数に落ち着くまで今少しの時間が必要になります。その時点でお返事のメールを返信させていただきますのでご了承下さい。

お陰様でEF62 1号機、及び前期量産型はご好評を頂きホット胸を撫でおろしている処です。今、ATM社におきましてはEF62後期量産型の最終組み立てを慎重を期して行ってもらっています。EF15はハンダ組み立ての為の数多くの部品が続々と出来上がってきているところです。引き続きED17/ED18の製作準備も始まろうとしています。ここで1つ問題点が見えてまいりました。現在も御予約を引き続き承らせて頂いていますEF81各タイプの後EF64 1000番台発売までの間が空いてしまう事です。当店製品は模型化図面に膨大な時間を掛けてあの緻密な出来の完成品を送り出しています。一つの新製品を送り出すのに4年、5年と何年もかかっています。又、実に円安がこんなところにも響いて来ています。例えば一人の設計者が1つの製品の図面を完全に、この場合40も50も有るタイプ別仔細図面、何百とある下請け部品工場に送る部品図、塗装工場で必要なタイプ別のカラー刷り塗装ガイド、及びレタリングガイド。これらを5回6回と何年もかけて校正していき完全な模型製作図面の完成となりますが設計者のサラリーが例えば日本円で30万円と仮定して10か月かかれば300万円となります。その他すべてに物凄い製作時間が掛かります。1つ1つの過程で何百回とチェツクが入ります。その他すべてにコストが掛かります。そして完成した製品は出来る限り皆様にお買い上げ頂ける価格の範囲に押さえています。正に常軌を逸しています。(まあ簡単に出来ると思っている方もいらっしゃいますが)この先どうなるのやらです。テナワケデ、細かい御託を並べてしまいやしたがDD51と相成りやした。あたしも苦労致しやす。という訳で、更に歳もトシなのでと云う事もございます。
昨年群馬!!!!のDD51 2輌が使用停止となりました。お召し機842号機、お召し予備機895号機です。もう1輌のお召予備機888号機と897号機は既に鬼籍に入っています。そして今回842号機の1973.10月若潮国体お召し牽引時のスタイルを再現したいと云う事からこの企画が始まりました。ムサシノモデルが20数年前にDD51量産型を製作するきっかけを作ったのがこの842号機と退役間近の745号機でした。何れに致しましても残るはJR西日本所属機8輌のみとなっております。令和元年(2019)11月に前回製品を発売致しましたがその時はJR貨物愛知機関区のDD51が最後の活躍を見せている時でした。時の流れはかように早いものです。そしてこれらのDD51達をもう一度本当にこれが最後と形にしようと思った次第です。そして何時もの様に色々と夢想して見た結果が以下のようになりました。北海道のご存知ニセコ重連、五稜郭区の3つ目745号機ともう1輌1009号機の重連相手に小樽築港区のスピーカー付き1078号機を。山陰線国鉄時代から語呂の良い777号機。以前から作りたかった国鉄時代常磐線無線アンテナ付き842号機、ユーロライナー色のやり残し592,1037号機。北斗星色で早期に退役したラジエターカバー無し1010号機、今まで製作した事の無かったナンバー1068号機。JR貨物発足時の試験塗装1053/1063号機とギリギリ機番を絞っています。あれもこれもと言い出したら収拾がつかなくなります、いやもう既に収拾がついてない?。又、少量受注生産品の様な形になります。おつきあいのお付き合いの程よろしゅうお頼み申し上げます。(発売はだいぶ先の話になりますのでその時まで西のDDが活躍していることを切に願う次第です。)



DD51最終Run 生産タイプ.リスト
(1)国鉄               DD51 1059/1087号機 旭川機関区
(2)国鉄         DD51 1051号機 ヘッドマーク付きニセコ牽引 小樽築港機関区 ★

(3)国鉄       DD51 1078号機 小樽築港機関区
(4)国鉄               DD51 745号機  五稜郭機関区
(5)国鉄         DD51 1009号機 五稜郭機関区
(6)国鉄       DD51 842号機 佐倉機関区 1973年10月若潮国体お召し牽引機、常磐無線アンテナ取り付け準備スタイル。★
(7)国鉄         DD51 842号機 佐倉機関区 常磐線無線アンテナ装備  ★
(8)国鉄         DD51 820号機  稲沢第一機関区 お召し機
(9)国鉄         DD51 1041/1043号機 白帯無し 亀山機関区

(10)国鉄             DD51 777号機  米子機関区
(11)国鉄     DD51 1121号機 米子機関区
(12)国鉄       DD51 727,729~735号機 あかつき牽引 鳥栖/早岐/直方/門司機関区

あかつき以外にもさくら、みずほ等のブルートレインを重連等でも牽引。727~732号機は長く鳥栖機関区に所属、733~735及び1070.1071号機は早岐機関区に所属。その後直方、門司機関区をへて最後は門司機関区に集められています。調べた限りでは鳥栖所属機にはタブレットキャッチャーが無いようで、早岐所属機に はタブレットキャッチャーが最後まで付いています。区名札を幾つかPPで貼付しないといけません。
(13)国鉄     DD51 1070/1071号機 ブルトレあかつき牽引機 直方 ★     
(14)JR北海道  DD51 1010号機 北斗星色 空知運転所  原色機との重連で北斗星牽引。★
(15)JR北海道      DD51 1068号機 北斗星色 函館運転所 黒Hゴム

(16)JR北海道    DD51 1083号機 函館運転所 黒Hゴム
(17)JR東日本      DD51 745号機 長岡運転所 ★
(18)JR東日本  DD51 842号機 お召し機 高崎運転所
(19)JR東日本  DD51 888号機 お召し予備機 高崎運転所
(20)JR東日本  DD51 895号機 お召し予備機 高崎運転所
(21)JR東日本  DD51 897号機 高崎運転所 在りし日の高崎DD四羽ガラス
(22)JR東海       DD51 592号機  ユーロライナー 稲沢第一機関区
(23)JR東海         DD51 1037号機 ユーロライナー 美濃太田運輸区
(24)JR東海         DD51 791号機 ユーロライナー  美濃太田運輸 ★

(25)JR東海         DD51 749号機 原色機、下廻りグレー塗装 美濃太田運輸区 ★
(26)JR西日本  DD51 844号機 山口線で活躍した西の800番台、下関総合車両★
(27)JR西日本  DD51 1186号機  1アンテナ 後藤総合車両所
(28)JR西日本  DD51 1186号機  2アンテナ 後藤総合車両所
(29)JR西日本  DD51 1179号機  1アンテナ 後藤総合車両所
(30)JR西日本  DD51 1191号機  2アンテナ 網干総合車両所宮原支所
(31)JR西日本  DD51 1193号機  2アンテナ 網干総合車両所宮原支所
(32)JR西日本  DD51 1043号機  2アンテナ 下関総合車両所

(33)JR貨物   DD51 1053/1063号機 試験塗装機 鷲別機関区
(34)JR貨物   DD51 1146号機  A更新機 鷲別機関区
(35)JR貨物   DD51 1166号機  A更新機 鷲別機関区 
(36)JR貨物         DD51 1184号機  東新潟機関区 原色機 前面窓プロテクター付き ★
(37)JR貨物   DD51 825号機 A更新機 愛知機関区

(38)JR貨物     DD51 857号機  A更新機 愛知機関区
(39)JR貨物     DD51 1028号機 A更新機 愛知機関区
(40)JR貨物         DD51 1801号機 A更新機 愛知機関区



ムサシノモデルのDD51は2000年発売のDD51 1号機に始まります。
模型雑誌ではEF50.EF53の時と同じく忖度で絶対に書いて貰えませんでしたがこのDD51の模型も走行時の最小通過ダイレクトSカーブR610通過でかなり工夫をしました。スケール通りのサイドフレームの上下寸法、正確に再現された動力台車。中間台車の車輪径もスケール通り。又、中間台車とフレーム間の隙間を埋める為に中間台車を上下2分割、サスペンション部を上下動する事で中間台車のディテール表現と横動を解決、これでもオーバーハングの長いDD51ではR900通過がやっとでした。当時AJIN社の趙 社長と設計担当の李 京 仁 女史と3人で色々と考え討論してフレームの内側をギリギリカットの上、表側も上手くカモフラージュして最小通過半径ダイレクトSカーブR610通過を実現しました。これってかなり凄い事なんですが中々理解して貰えませんでした。勿論、チャンチャン音はしねえんでやんす、です。でもこの思想が西武E851からEF81.EF64そして最新作のEF62まで引き継がれています。模型誌では絶対に書いてくれない部分です。以後発売のDD51 16番モデルが当店製品のコピーであることが完成度の高さの証拠です。