EF62 1号機、前期量産機の発売は当初予定より4か月程遅くなりましたが11月後半から12月前半の発売となりました。恐ろしい程の完成度ゆえに完成が近づけば近づくほどその工作速度が落ちてきてしまいます。凄い緊張感をもって最終組み立ては進められていますが完成された作品にその苦労や汗の痕跡は一切無い落ち着いた佇まい。今まで製作されてきた日本型電気機関車モデルの最高峰と云える自信作です。まずそのプロポーションをご覧になって下さい。価格は税抜き¥355.000、お召し11号機及びJR東日本継承の6輌は¥360.000と決定いたしました。宜しくお願いいたします。

Type1C-1 EF62 試作1号機、模型としての製品化は初めてになります。車体側面のベンチレータは量産機とはまったく形状が異なります。肩の明り取り窓も有りません。又1エンド、2エンドが量産機と逆向きになります。床下機器配置も量産機とは異なる他スカートの形状の違い、前面に水切りが無い等忠実に作り分けを致しました。

Type6A 私にとって思い出の茶色のEF62になります。スノウプラウが取り付けられる以前、ATS-Aアンテナと後に取り外された台車に付く吹き付け式増粘着装置を再現致しました。ブドウ色2号は艶具合などには特に気を付けています。模型も色気が無いとね、という感じです。明り取り窓はプラスティック製で金型を起こして新製。高額なお金を掛けています。

Type15C 青15号アンテナ付きタイプ。避雷器LA15B。最も馴染みの有るスタイルです。

車体側面のベンチレータはコイニング、つまりドロップ製です。繊細な表現でコーナーの縁等は厚み0.2mm。この部品も軽く塗装を行った上で平面性をチェックしています。約3割はオミット、歩留まり70パーセントです。

試作1号機、左1エンド、右2エンドになります。量産機とは逆向きです。

量産機、左1エンド、右2エンドになります。屋上機器が試作1号機と比べてFRP製モニター屋根及び排熱口モニター屋根の位置が1エンド、2エンドで入れ替わります。写真で見比べてみてください。




試作1号機、横軽アンテナ付き


前期型登場時


前期型、横軽アンテナ付き



FRP製モニターの形状を再現するのにプレスでは不可能なのでNC盤でアルミから削り出しました。最初、材料を真鍮で試作しましたが重過ぎて重量バランスを崩すことからアルミで製作しています。これも削り出した後の仕上げが大変だったそうです。








奥、試作1号、手前量産機。スカートの形状が異なります。



急行「越前」

発売まで今少しお待ちくださいます様お願い致します。