何時も当店製品をご愛顧頂き誠に有難うございます。今回発売の16番、ワフ21000/ワフ22000の2022年10月23日付けの注文書におきましてその説明内容と発売致しました製品の内容に相違が有る。テールライトと室内灯が点灯しない、これは詐欺であるとお買い上げいただいたお客様のお一人から強いクレームをいただきました。1度はお電話の説明で完全に納得して頂きましたが夜遅い時間再度のお電話で詐欺だとおっしゃられてしまいました。実は2021年の夏、OJ ワフ21000/ワフ22000用にライティングシステムをオーダーしていましたモデルシーダー様からコロナ禍等の理由によりライティングシステム回路に使うコンデンサーの品薄で部品の入荷待ちが半年以上になるとの話。実際それらの部品を使ったライティングシステム回路が入荷して来たのは翌2022年5月の事でした。直ぐにこの回路は担当メーカーのアートホビーズに送られ夏頃からこのライティングシステムを用いた取り付け作業が開始されました。アートホビーズではこの取り付け作業に約3か月を要し2022年11月に完成船積みされて来ました。デッキ側のテールライトにLEDを組み込む繊細な作業などで相当の神経を使いもうへとへと状態です。このかなり前の時点で既に16番ワフを点灯させる事はコスト、時間の上でかなり難しいと気が付いていましたが、作業中に間違って破損させてしまった回路の補充をこの年に暮れに発注した際にモデルシーダー社長様との間で16番ワフのテールライト点灯の話になりました。デッキ側のLEDのショートに気を付ければ取り付けられない事はないとの話でしたが、これはマニアが工作で1輌あるいは数輌を取り付け加工する前提での話でOJで懲りたメーカーに16番のワフ数百輌の取り付け加工を行わせるのはコスト面も含め不可能であると考えるのは当たり前の事です。又ワフの製造原価も世界的な物価高、円安によりアートホビーズの強い要請により2度船積み価格を上げています。この様な貨車の模型の製作を請け負ってくれるのはアートホビーズだけです。ATM社ではとても受けて貰える仕事では有りません。小さなマッチ箱客車に始まり小型2軸単車や小型電機関車やディーゼル機関車等、完成度の高い小さな車輌を30年間共に作り続けてくれたメーカーをここで潰すわけにはいきません。ワフの小売価格¥52.000は決して安いものでは有りませんが価格以上の手間暇をかけた製品です。これに無理をしてテールライト点灯を行うことは大巾なコストアップと加工時間に掛かる更なる発売時期の遅れによりもう利潤を上げる事が困難になってしまいます。とは言え注文書の説明文と実際出来上がった製品に相違が有った事、後の訂正が無かった事に対しまして深くお詫びする次第です。OJの注文書説明文を一部訂正の上で16番注文書に使用した際の訂正のミスにより誤解を招いてしまった事が原因で大変申し訳ございませんでした。この様な事が無い様一層気を引き締めて参りますので今後とも宜しくお引き立ての程お願い申し上げます。