コロナや私があの世に行き損なったお陰で行くことが叶わなかった韓国のメーカー訪問が、EF62の最終組み立てに入る直前の必要上、これは行くしかないだろうと4年5か月振りの訪韓となりました。因みにパスポート期限は切れてませんでした。無理をしないと云う事と母親をショートステイに出してからで午後の飛行便で。しかし羽田空港のインバウンドと夏休みでの込み方は凄いものが有りました。初日はATM社の朴社長に金浦空港でピックアップして貰い、そのままATM社近くに出来た新しいホテルへ向かいチェックイン。25年の定宿ホテルはコロナ禍の中、今は更地だそうで今後は行動範囲が変化します。夕食を御馳走になりホテルの部屋に戻り休息です。
翌日から早速EF62の最終組み立てに入る前の車体のディテール、レタリングのチェックです。
今ATM社では塗装工場からこの状態で上がってきた車体の検品中です。朴社長は塗装工場にずっと詰めていて塗装の品質に目を光らせていますが大変な事です。普通そんなこと絶対しません。朴社長の製品にかける物凄い熱意の表れです。
下廻りは既に組み上がっているので車体が完成したら上下を組み合わせて完成となります。しかしこの下廻りだけでこれまでの一般的な機関車モデルが何輌出来ることやら。2輌、3輌 ?。
これで台車はちゃんと首を振ります。最後の検品時に塗装のタッチアップ、修正などを行います。
EF62 11号機 お召し仕様の下廻りになります。
作用管、ヒーターへの配線等は全て別付です。これまでになく手間ひまを掛けた労作です。国鉄のEF62明細図面と実機取材で得た多くのデータを基に一つ一つの部品を正確に再現しています。模型を実際に部品を発注して組み立て始める以前で信じられない程の時間と手間を必要とします。全てのデータを基に16番/HOゲージ用に少しアレンジしていますが13mmバージョンは又、凄いことになりそうです。
下廻り。ここまでやる必要ないと言われれば、もう後がないのでここまでやってますと。中途半端は身体によくないですね。
これで最小通過半径R610、碓氷峠横軽間も真っ青な勾配区間を走破出来なければ怒られます。そのギリギリを突いています。コレ、カーブ切れそうもないのがカーブ切るんですよの爽快感がいいです。
コイニング(ドロップフォージング)製のサイドベンチレータ。縁は0.2mmです。繊細なパーツで歩留まり70パーセント。3割が使えません。その見極めは部品単体で軽く塗装して初めて判ります。
しかしこのサイドベンチレータ、素晴らしい仕上がりに惚れ惚れです。
FRP製取り外し屋根の塗装のマスキングに相当時間を取られたようで納期が大巾に遅れました。美しい仕上りがその成果を物語っています。
ブドウ色2号のグループは一足先に最終アッセンブリーに入っていました。
デザイナーのキム ジェーソン氏。EF15サンプルモデルを手に色々と質問して来ます。
EF62が一段落したところでEF15についての要注意事項の確認です。実際に顔を合わせての話し合いは大切でメールやラインでは伝えにくいニュアンス等を話し合いの中でお互いの共通認識としていきます。今回は当店のEF15最重要課題、お面の角柱R再現と後退角部との稜線をくっきりと出す為の再確認。今までのEF15製品では再現しきれていなかった部分、正確に再現された大屋根,小屋根Rによる断面形状とオデコのR、角柱R。ムサシノモデルがEF15を製作する上で絶対譲れない部分でこれで意外と優しい表情のEF15が完全に模型として再現可能となります。細部ディテールがそれでこそ活きてまいります。
ジョンシュク氏とは彼が22歳の時から30年共に仕事をして来ています。曲がったことの嫌いなしかし、心優しい人柄です。EF62の塗装のチェックを行って貰っています。
ブドウ色2号グループのアッセンブリー中のチョー ヨンべ氏。ジョンシュク氏と打ち合わせをしています。
ATMメンバーとほぼ5年振りの会食です。シッピングの打ち上げではなく本当に久しぶりに顔合わせが出来た事と私の快気祝い(2本足でちゃんと歩いている様に見える)で訪韓が叶った事での食事会となりました。有難うございます。
ATM社、このメンバーであの凄い製品群を生み出しています。ヨングク氏がいないのが少し寂しいです。
このバベルの塔みたいなのはカムジャタン。カムジャとはジャガイモの意。手前に少し入っているのが見えます。豚の骨付きバラ肉を良く煮込んだものでかなり美味しいです。こちらは余りからくない方になります。
ジャーン‼という感じです。
平らにならして更に煮込んで熱々にしてから食します。旨い。
こちらは上に乗っている良く漬け込んだキムチの辛い方。ATMメンバーが選んだものでお酒にピッタリです。後で汁を少し
取り出し調整した上でご飯を入れて焼き飯の様にして食べました。お腹が一杯になります。
3日目、最終日です。
ホテルの窓から。これを真っすぐかなり行くと漢江にでます。ATM社は一番奥の道路の真ん中に樹がある手前を右に入った当たりになります。最初に来た30年前とは別世界で発展の速度が兎に角早いです。日本にいるとぬるま湯にどっぷりと浸かっているので世界から取り残されます、と云うか取り残されています。
この日は久しぶりにペイントショップのイーアートへ寄ってアートホビーズが塗装を依頼しているワム60000を確認、その後ソウルから2時間余りの島に引っ越ししたアートホビーズへ朴社長に車で連れて行って貰い、その後金浦空港へ向かうスケジュールです。
漫才コンビ 李 ブラザーズ!、ではなくイーアートの二人社長。
ワム60000,この後レタリングを施しオーヴァーコートコーティングを行い焼き付けをして完成です。
アートホビーズへの道中が長く、島内でのランチはSM氏のたっての希望でカルビタンです。
見た目に圧倒されます。味も申し分なくSM氏も大満足です。
お釜のご飯を取り出した後、お湯を注ぎおこげもこおばしいお粥となります。
やっとアートホビーズへ到着です。
アートの崔さんとも4年半振りの再開です。彼とも30年の仕事仲間です。お互い歳を取ります。
アートホビーズで製作したレ12000、ワフ21000/22000が続いてワム60000、ワ22000中期型/後期型が発売となります。又今年の暮れには懸案のOJ C11が完成予定です。
アートホビーズが手掛けたFULGREX向けのスイスGB鉄道の客車。ナンバー1ゲージになります。
駆け足で慌ただしく過ぎた3日間のでしたが不思議と4年のブランクは全く感じられませんでした。
翌日から早速EF62の最終組み立てに入る前の車体のディテール、レタリングのチェックです。
今ATM社では塗装工場からこの状態で上がってきた車体の検品中です。朴社長は塗装工場にずっと詰めていて塗装の品質に目を光らせていますが大変な事です。普通そんなこと絶対しません。朴社長の製品にかける物凄い熱意の表れです。
下廻りは既に組み上がっているので車体が完成したら上下を組み合わせて完成となります。しかしこの下廻りだけでこれまでの一般的な機関車モデルが何輌出来ることやら。2輌、3輌 ?。
これで台車はちゃんと首を振ります。最後の検品時に塗装のタッチアップ、修正などを行います。
EF62 11号機 お召し仕様の下廻りになります。
作用管、ヒーターへの配線等は全て別付です。これまでになく手間ひまを掛けた労作です。国鉄のEF62明細図面と実機取材で得た多くのデータを基に一つ一つの部品を正確に再現しています。模型を実際に部品を発注して組み立て始める以前で信じられない程の時間と手間を必要とします。全てのデータを基に16番/HOゲージ用に少しアレンジしていますが13mmバージョンは又、凄いことになりそうです。
下廻り。ここまでやる必要ないと言われれば、もう後がないのでここまでやってますと。中途半端は身体によくないですね。
これで最小通過半径R610、碓氷峠横軽間も真っ青な勾配区間を走破出来なければ怒られます。そのギリギリを突いています。コレ、カーブ切れそうもないのがカーブ切るんですよの爽快感がいいです。
コイニング(ドロップフォージング)製のサイドベンチレータ。縁は0.2mmです。繊細なパーツで歩留まり70パーセント。3割が使えません。その見極めは部品単体で軽く塗装して初めて判ります。
しかしこのサイドベンチレータ、素晴らしい仕上がりに惚れ惚れです。
FRP製取り外し屋根の塗装のマスキングに相当時間を取られたようで納期が大巾に遅れました。美しい仕上りがその成果を物語っています。
ブドウ色2号のグループは一足先に最終アッセンブリーに入っていました。
デザイナーのキム ジェーソン氏。EF15サンプルモデルを手に色々と質問して来ます。
EF62が一段落したところでEF15についての要注意事項の確認です。実際に顔を合わせての話し合いは大切でメールやラインでは伝えにくいニュアンス等を話し合いの中でお互いの共通認識としていきます。今回は当店のEF15最重要課題、お面の角柱R再現と後退角部との稜線をくっきりと出す為の再確認。今までのEF15製品では再現しきれていなかった部分、正確に再現された大屋根,小屋根Rによる断面形状とオデコのR、角柱R。ムサシノモデルがEF15を製作する上で絶対譲れない部分でこれで意外と優しい表情のEF15が完全に模型として再現可能となります。細部ディテールがそれでこそ活きてまいります。
ジョンシュク氏とは彼が22歳の時から30年共に仕事をして来ています。曲がったことの嫌いなしかし、心優しい人柄です。EF62の塗装のチェックを行って貰っています。
ブドウ色2号グループのアッセンブリー中のチョー ヨンべ氏。ジョンシュク氏と打ち合わせをしています。
ATMメンバーとほぼ5年振りの会食です。シッピングの打ち上げではなく本当に久しぶりに顔合わせが出来た事と私の快気祝い(2本足でちゃんと歩いている様に見える)で訪韓が叶った事での食事会となりました。有難うございます。
ATM社、このメンバーであの凄い製品群を生み出しています。ヨングク氏がいないのが少し寂しいです。
このバベルの塔みたいなのはカムジャタン。カムジャとはジャガイモの意。手前に少し入っているのが見えます。豚の骨付きバラ肉を良く煮込んだものでかなり美味しいです。こちらは余りからくない方になります。
ジャーン‼という感じです。
平らにならして更に煮込んで熱々にしてから食します。旨い。
こちらは上に乗っている良く漬け込んだキムチの辛い方。ATMメンバーが選んだものでお酒にピッタリです。後で汁を少し
取り出し調整した上でご飯を入れて焼き飯の様にして食べました。お腹が一杯になります。
3日目、最終日です。
ホテルの窓から。これを真っすぐかなり行くと漢江にでます。ATM社は一番奥の道路の真ん中に樹がある手前を右に入った当たりになります。最初に来た30年前とは別世界で発展の速度が兎に角早いです。日本にいるとぬるま湯にどっぷりと浸かっているので世界から取り残されます、と云うか取り残されています。
この日は久しぶりにペイントショップのイーアートへ寄ってアートホビーズが塗装を依頼しているワム60000を確認、その後ソウルから2時間余りの島に引っ越ししたアートホビーズへ朴社長に車で連れて行って貰い、その後金浦空港へ向かうスケジュールです。
漫才コンビ 李 ブラザーズ!、ではなくイーアートの二人社長。
ワム60000,この後レタリングを施しオーヴァーコートコーティングを行い焼き付けをして完成です。
アートホビーズへの道中が長く、島内でのランチはSM氏のたっての希望でカルビタンです。
見た目に圧倒されます。味も申し分なくSM氏も大満足です。
お釜のご飯を取り出した後、お湯を注ぎおこげもこおばしいお粥となります。
やっとアートホビーズへ到着です。
アートの崔さんとも4年半振りの再開です。彼とも30年の仕事仲間です。お互い歳を取ります。
アートホビーズで製作したレ12000、ワフ21000/22000が続いてワム60000、ワ22000中期型/後期型が発売となります。又今年の暮れには懸案のOJ C11が完成予定です。
アートホビーズが手掛けたFULGREX向けのスイスGB鉄道の客車。ナンバー1ゲージになります。
駆け足で慌ただしく過ぎた3日間のでしたが不思議と4年のブランクは全く感じられませんでした。