スーパーOJクラシックシリーズ24
テム100/300

税抜価格93,000(税込価格102,300)

鉄製有蓋車とは石灰やセメント等水気を嫌うものの輸送目的で、雨水の侵入を絶対防ぎ又発熱等にも対応する為の構造とし屋根、床も含め全て鉄製とした貨車のこと。当店ではOJで既にこの種別では最終形式に当たる17トン積みテラ1を製作発売しています。今回の15トン積みテム100/300は全溶接構造で柱は全て車体の外側にあるのが特徴で同系車として同時期製造の12トン積みテ1000/1200が有ります。テム100は1段リンク車で1953(昭和28)~55年に200輌(テム100~299)製造されています。テム300はその2段リンク版で1957(昭和32)~63年にかけて850輌(テム300~1149)が製造されている。その後1968年10月のダイヤ改正、所謂ヨンサントウに合わせてテム100は廃車になった2輌を除く198輌が2段リンク化されテム300(1200~1399)に編入されています。テム300は主に生石灰の輸送に使用され名古屋鉄道管理局(美濃赤坂駅)、高崎鉄道管理局(栃木駅、佐野駅),盛岡鉄道管理局(陸中松川駅)等の各駅常備とされた。1971年から廃車が始まり1985年に形式消滅している。同型車が西武鉄道、秩父鉄道、上信電鉄に有り西武鉄道,上信電鉄では保存されています。製品のバリエーションとして側ドアの溶接ラインに3つのパターン、妻板の溶接ラインに4つのパターンを作りその組み合わせにより全部で5つのタイプとして作り分けを致しました。名目上テム100はタイプ1、名古屋局所属のものをタイプ2a、高崎局所属のものをタイプ2bとしております。高崎局所属車については栃木駅常備、佐野駅常備がございます。

1段リンク車テム100
TYPE1ーBs テム108(名)他にテム117(名)

テム100 1段リンク台車

2段リンク車テム300


テム300 2段リンク台車




TYPE1-Bw テム1306(名)他にテム1319(名)、テム1055(高)
ドアの溶接ラインが少し高い位置に入る。

TYPE2-Aw テム643(名)他にテム591(名)
ドアの溶接ラインは少し低い位置、車体の溶接ラインと直線上に入る。

TYPE2ーBw テム612他にテム649(名)、662(高)、666(高)
ドアに溶接が無い。

TYPE2-Cw テム833(高)他にテム909(高崎)
ドアの溶接ラインは少し低い位置、車体の溶接ラインと直線上に入る。

TYPE2ーBw テム926(名)
ドアの溶接ラインは少し低い位置、車体の溶接ラインと直線上に入る。

テム108、117、1306,1319、1055の妻板。テンター縦に溶接ラインが入る。

テム591、643の妻板。横方向に2本の溶接ラインが入る。上のラインはかなり高い位置に入っている。

テム612、649、662、666の妻面。センター位置に縦に溶接ラインが入る。

テム833、909の妻面。横方向に2本の溶接ラインが入る。上の溶接ラインは少し低い位置に入っている。

テム926の妻面。横方向に2本の溶接ラインが入る。上の溶接ラインは低い位置に入っている。







テム300も仕分け駅で1輌1輌行先の異なる貨物列車の編成に組み入れられていきます。大体編成の中にポツリと1輌か2輌入っているのが普通です。