ATM EF65/EF60落穂拾いの進捗状況
昨年2月に訪韓したのが最後でそれ以来ATMのメンバーとは顔を合わせる事が出来ないでいます。しかしメール、LINE、電話で問題点を瞬時に解決する事が可能となっております。それでも顔を突き合わせてコミニケションを取る事は重要な事です。こちらで行くことができないのでEF65/EF60の進捗状況を写真で送ってもらいました。

キム・ジョンシュク氏とはAJIN以来27年の古くからの友人です。私が知る限り最も心優しく誠実な人です。AJINではハンドメイドサンプルを担当していました。

細部ディテール工作中のキムさんと趙兄弟のお兄さん。

EF65のボディシェル、この後、細部ディテール工作が待っています。

EF60の車体。これからディテール加工、塗装、最終組み立てと気の遠くなるような手間と時間が必要です。

キャブインテリアをタッチアップ中のハンさん。



組みあがった動力台車。

EF65、60の下廻りは塗装も完了。上廻りよりも3歩早くモーターまで組み込んでの組立に入っています。





台車に関しては国鉄時代、JR東日本、JR貨物、JR西日本とATSーPアンテナの有無、軸受けに後から設置された発電機の取付位置の相違、機械式、電気式とタコグラフメーターの時代による作り分けとこんなアホバカな要求に応えてくれるのは世界広しといえどもATMしかありません。お金を出せば解決するという問題ではないのです。お客さんの要求に応えたいという一心での事です。実物がそうなってるからと云ってその通り作り分ける事はコストの事を考えたら不可能です。その当たりの事をご理解頂ければと思います。

ATM社朴社長。ここのところずうっと塗装工場に詰めています。今までEF65はランボードの塗色だけで7種類ありました。それだけでも途方もない事なのです。それが今回はさらに2種類増えて9種類になったと嘆かれてしまいました。それでもそのアホバカな要求にしっかり応えようと真剣に取り組んでもらっています。彼らには全く頭が上がりません。全くお金の問題ではないのです。彼らとは大宮や京都の鉄道博物館(大阪時代の交通科学館も)、横川の鉄道文化村、田端機関区、吹田機関区、西武横瀬、近江鉄道、韮崎や摂津市のEF15等度重なる取材に協力してもらっています。西武電車を金網の外から取材するようないい加減な事ではなく、全て許可を取りお金を払って徹底的な取材を共に行ってきました。上の写真では少しにニヤケている朴さんですがいつもは眉間に皺を寄せ社員には恐れられています。

久しぶりのリーアート登場。

なんかコロナで欲求不満が溜まっていそうですね。いつも朴社長に監視されています。

塗装が完了した屋上モニター。


EF65、60は三回に分かれての発売となります。恐らく年内にEF65の一般職、特急色が発売となり、来年になるとEF60一般色、特急色。最後に来春頃にはJR貨物更新色特殊塗装バージョンEF67等が発売となる予定です。乞うご期待下さい。