EF81 第1弾 9月発売


TYPE4 国鉄101号機の1980年代初めまでの姿。





抵抗器カバーの形状には特に気を使って再現しております。JR東日本、田端の検修庫での133号機屋上の写真撮影と採寸、及びJR貨物より抵抗器カバー改良嵩上げ後の図面の提供を頂き万全を期して正確な形状を再現致しました。銀の塗装は本製品ではさらにきめの細かい塗料に変更されます。

EF81のランニングボード表面はEF65と同様に滑り止めの為ビニロックが貼り付けてあります。当然色はグレイとなります。

高圧線は当然グレイ塗装となります。碍子への取り付け部分も忠実に再現致しました。タイフォンカバーの後ろ側にも小さなハッチがありますがこれは4つのパターンに分けられます。主に富山第二機関区で改造取り付けられたものですが(1)初期型における小さなハッチが外側に取り付けられているもの。(2)写真の101号機のように中型のものがセンターに取り付けられているもの。(3)1輌だけ存在する大型のもの。(4)富山第二区以外酒田機関区、田端機関区、東新潟機関区に配置されたものはハッチは付いていない。小さな普通は気が付かない部分まで拘りました。



中間台車コロ受けの処理はこの製品の見どころの一つです。やっている事はDD51の中間台車と同じ事ですがEF81では特に中間台車が暴れ車体を傷付ける事がありません。コロ受け軸座の下でカット、上の部分は床に空いた二つの穴で上下動。その下の台車はスムーズに横動します。(DD51の場合もそうでしたが変な音がするという事は書いてもこういう事は一切書きません。色々都合があるでしょう)

台車床下周りはいつもの通りの作り込みです。手歯止めの位置は全て各号機毎に忠実に再現しています。そのパターンは10通り以上となります。




車体を外した下廻りです。モーター、ウエイト等きっちりと整理された配置となっております。ギャーボックスはMPギャーとは全く異なり、ヘリカルギャーで落として減速していき最終段にギャー比1対1のスパイラルギャーを用いる方式です。ウォームギャーは使用していないのでコアレスモーターとの相乗効果によりコースティング効果があります(手で押すと車輪が回ります)

下から見た全景。ぎっしりと部品が配置されこれだけでも今までの機関車モデル丸々1輌分以上のボリュームです。

中間台車を外してみたところ。

実機取材によりほぼ100%再現された下廻りのディテールです。

EF60/65,EF64、EF62等と比べてみると国鉄新性能電気機関車といってもそれぞれの機関車の設計思想やその進化の具合で皆特徴がある事が良く分かるように模型化しています。


























今、国鉄制式電気機関車を製作するという事はこのようにハードルが高いという事をご理解頂けると思います。