DD51落穂拾いの巻 その3
JR貨物、鷲別青色A更新
JR貨物のDD51も一般色、赤色A更新色、B更新色と製品化してまいりましたがこれが最後という事でやり残しがないようにと青色A更新色のDD51を今回制作する事に致しました。JR貨物北海道の鷲別区には1147、1165,1166と3輌の青色更新機がありましたが今回1147,1166を製品化致しました。

JR貨物 鷲別青色A更新1166号機 公式側
1166号機は2005年の新潟県中越地震の際、東新潟機関区に貸し出され磐越西線で使用された経歴があります。2009年8月の全検で赤色A更新色に塗り替えられています。


1166号機 非公式側

JR貨物 鷲別青色A更新1147号機 公式側
3輌の青色A更新車で最後までこの塗色を保っていたのが1147号機で2009年暮れ全検を受けた際に赤色A更新色に塗り替えられています。JR貨物北海道でDD51の運用がなくなった後も愛知機関区へ転属活躍していましたが現在は残念ながら終焉を迎えています。


1147号機 非公式側
1147はランボード上に温風暖房機の電源が設置されています。又機械室窓上下にはプロテクタを取り去った跡の痕跡が残っています。1166には痕跡がありません。

1166と1147のディテールの相違点。ファングリル内側フレームのリンクの太さに相違があります。
標準形の1166(手前)に対して1147(奥)はかなり幅の広いものになっています。

1166のファングリル


1147のファングリル


温風暖房器のヒーターの被いの形状が1166(手前)と1147(奥)で異なります。

1166の温風暖房器

1147の温風暖房器


前回制作したB更新車との重連運転を楽しむ事ができます。今では模型で再現するしかない歴史の一コマとなってしまいました。





下廻りがグレイだとフレーム等下廻りのディテールの手の掛けようがよく分かります。















 
常磐無線アンテナ付 佐倉機関区のDD51
お客様のどうしても常磐無線アンテナ付きのDD51を製作してほしいというご要望に応えして連番となる696、697,698号機を製作する事に致しました。


696号機公式側
キャブ両エンドに常磐無線アンテナが取り付けられています。


696号機非公式側

無線アンテナ取付ベース板は思ったより大きいものになります。







取付板の補強等もしっかりと表現しています。