2006.10.4
ムサシノモデルOJ製品進捗状況
 以前にも少し記した事がありましたがOJで日本型蒸気機関車を作るきっかけはアートホビー社にてニューヨーク・セントラル鉄道のライトパシフィック K−3を見た事でした。アメリカ型蒸気の中でも東部の鉄道NYCのものは車輌限界も小さく全体的にも小造りでパイピングの具合等、日本型に一脈通じる所があります。そしてこのモデルを見ている内に頭の中にはC56がオーバーラップしてきました。しかし本当にC56を作ってしまう事になるとは本人も思い掛けない事でした。現実とは不思議なもので3年後の今ではC56(2005年8月発売)の次のC12(10月下旬発売)までが既に完成、ワム60000/70000も2週間後程で到着する事となっています。B−6 3兄弟は下廻りの塗装も終了。上廻りの塗装と総組立てを残すのみで11月中旬には仕上がる予定です。
 いずれも慎重の上にも慎重を喫して製作を進めた結果で大変完成が遅れてしまいましたがとにかくOJモデルを製作するのにはとんでもなく長〜い時間とお金が掛かります。16番蒸気と較べて4倍は間違いなく掛かります。大きなリスクを負わないと、とても出来る仕事ではないのですが、まあ好きな事なので仕方がないですね。いずれにしても大変満足のできるモデルに仕上がっている事をご報告しておきます。

 
C57は年内にサンプルが完成します。これが初めてのスタンダードサイズの国鉄型蒸気機関車の製作となります。京都の小寺さんは”C56、C12とは又難しいものから手掛けて、C57の方がずっと作り易い”と話されておりましたが物の順番としてはこれが一番だと確信しております。でも面白いことを一つ発見しました。Hon3 1/2の日本型蒸気モデルは乗工社のB6、珊瑚さんのC56で始まったのでした。当店のOJ蒸機が期せずしてその様になってしまったのも面白いところです。まず古典蒸気の雄B6をOJで作る事の意味は大変大きいと考えます。
古典機を16番で作る事はデザイン的に大変高度な技術と感覚が必要で大きな困難が付きまといます。その辺の事は8550、6400、10で良い勉強をしております。一方Hon3 1/2で製作した場合はどうか・・・。当店では大分以前一連の古典機をハンドメイドで製作した事が有りましたが私たちが考える上では如何せん小さ過ぎてそれぞれの機関車の持つ香り、ボリューム感、ニュアンスを出す事はとても無理だとの結論が出ておりました。今回のOJ B6はそれらに対する当店の出した一つの回答のようなものです。この道は伸びてゆくのか。果たして興味深いところです。
 
国鉄制式蒸機シリーズ
はC56、C12を経てC57に着手しておりますがその次は?。最初の予定ではC57と多くの共通パーツが使用出来ることもあり、C55で行く事になっておりました。昨年の秋はC55、C57の資料集めで駈けずり回っていましたが結局同形のライトパシフィックがOJで二つ続くのもどうかという考えで、もう少し変化のある形式で行こうという事になりました。アートホビーの天才(天災)デザイナー チェ・ウジン氏は”C57は本当に形が良いがC58は形が今一で乗り気でないなぁ”とC58の魅力がまだ理解できていない様子。これでは良い仕事ができません。そこで急遽浮上したのがC59でした。個人的にも最も好きなカマがC59です。雄大なスケールを持った重パシフィックC59ハドソンC60を製作する事を決定しました。早速先日には広島において161号機の取材も終了させました。現在五つの号機でプロデュースを着々と進めております。
 その次はD51標準型そしてC55、C58(33号機、重装備タイプ他)を製作します。これにより数年後にはC12、C55、C56、C57、C58、C59、C60とD51、国鉄近代形式が揃う事となります。他にC11、C57 4次車も是非チャレンジしてみたいところです。