省型電気機関車シリーズEF11 速報 2005.8.7

昭和10年登場のEF11はEF10 1次型に勾配用回生ブレーキを取付けた機関車で1、2号は甲府に配属され中央線で、3号機は水上に配属されED16、EF51に混じってスノウプロウを取り付けられて上越線で活躍を初めました。製造は芝浦〜汽車でEF10と同型車体ながら溶接構造とし、帯やリベット類が全て省かれ、機器取り出し口も側面から屋根に移った為、スマートな車体となっている。当店のEF11では屋上モニターの寸法を模型として初めて正確に再現致します。EF10 1次車と比べて頂くとその違いに感心される事と思います。ちなみにEF11 4号機は丸いボディーで昭和12年に登場、EF10、56に先駆けて丸ボディー車の一番手となっている。

TYPE2 EF11 原型 1、2号機(甲)
当時の甲府機関庫の陣容はED16(1〜5号機)X5、ED17X17、ED14X2でそこに昭和10年2輌のEF11が配属となった。ED17が重連で貨物用に使用されED16とEF11が旅客輸送を担当した。中央線は戦後まで木造大型ナハ22000系が使用されておりEF11が登場間もない頃はホハ12000系も編成に加えられていました。当然模型的にもこれらの木造大型客車がEF11とベストマッチとなります。

TYPE2a EF11原型 3号機(上)
一方水上機関区の陣容はED16(6〜18号機)X13、EF51X2でEF11 3が昭和10年12月に、丸ボディーのEF11 4が同12年3月に配置となった。以上が川端康成の小説「雪国」における上越越え戦前メンバーの全てです。EF11は他メンバーと共に旅客、貨物輸送に使用された。客車はナハ22000系がメインで荷物車には中型客車も使用されていた。特例は上野〜新潟間の急行701,702列車でスシ37等20m級鋼製車とオハ32000系17m級鋼製車で編成が組まれていた。

TYPE2b EF11 晩年タイプ(八)
戦後EF11は八王子区に集められ中央線にて最後まで旅客貨物輸送に使用された。廃車は昭和49年。ヘッドライトが大型LP403となり、テールライト埋め込み。信号炎管取付。ワイパー交換。スピードメーターが電気式となり、タコ・メーターも追加されている。