2016.5.1
2016 韓国メーカー訪問記 その3


4月25日〜4月28日 韓国訪問
早くも今年3回目、8850の最終チェックが主な目的ですがここ数年仕事が大変多忙になり3カ月連続で店を空けるのは結構体に堪えます。


羽田国際線ターミナル。数年前は人の数も少なく静かで良い雰囲気でしたが、最近は外国人訪日客が大量になだれ込み又、日本人もそりゃ成田より近い羽田の方が便利よねと大変な混雑になってきました。



もう5月という事で桜から藤の花に変わっています。


ピックアップはATMの趙社長。いきなりのお昼はいつものカルコクスゥ(手打ちうどん)。薄味で何回食べても飽きが来ません。



ATM社

ATM社では6月中旬の最終検品に向けてEF65のアッセンブリングが着々と進んでいます。EF65の第一回目の発売は7月中旬頃になる予定です。


窓ガラスをセット中の朴さん。かなり神経を使うデリケートな仕事です。



こちらでは金さんがED12のデッキ部分の組み立てを行っていました。

ジョンシク氏はEF65 1127(2127)のランボードの安全柵取付金具の加工を行っています。1127は大宮全検後のスタイルにする為の加工を行ってもらっています。彼は来月結婚式が控えています。


趙兄弟のお兄さん。引き続きEF15のサンプルモデルの加工を行っていますがほぼ完成。R走行の調整で先台車の具合をチェックしています。

趙兄弟の弟さん。EF65のアッセンブリングで明り取りの窓を取り付けてもらっています。この日はEF65,EF60の図面の最終チェックを行いました。午後のかなり遅い時間にリアルテックに行き8850の走行上の問題についてアドバイスを行い、直ぐ解決を見ました。

この日の夜はいつもの魚料理でヘルシーに。


翌日はATMで一仕事の後、昼から塗装工場のLEE-ARTへ。

LEE−ARTではEF65各タイプの他、アートホビーズ KEY MODEL向けのSPキャブフォア―ドOゲージモデルも塗装中でした。最後まで色を決め切れていなかったEF65 1059,1065号機の色合わせの最終調整を行いました。結果は上々です。その後JK MODELINGへ。

JK MODELING
JK MODELINGでは新しい工場でC11の本格的製作が開始されていました。



設計兼社長室でのウジン氏。

C11各タイプの図面の仕上げを5月中旬の完成を目指して奮闘中です。2日に1回しか自宅には戻らないそうでかなりの無理をしています。昨年の3月からC11の図面に取り掛かっており(1日当たりの仕事時間は15〜6時間にはなるのではないかと思うと考え込んでしまいます)OJで相当作り込んだ蒸気機関車の模型の図面の作図は大変な時間と労力(頭脳労働)が必要です。箱物とは全く違った世界だと考えます。

組立中のC11のメインフレーム。

六角ボルトナットを埋め込んでいる最中でした。









新しい工場長の金ヨンス氏。C11 64号機のサンプルモデルは彼が治具無しで組み上げたものです。C62のランニングボードの組み立て及びボルトの植え込みも彼が行いました。

これから埋め込まれるボルトナット。



この日の夜はいつもの焼肉屋さんで。

入口に近いところに皿に盛った肉が入ったガラスケースがあり、その中からほしいものを選びます。

ウジン氏が選んだお肉。彼は焼肉奉行でもあります。

軽くあぶって食塩を少し付けてレアで食べます。



これはカルビ肉。

最後の締めは冷麺で残ったカルビ肉を入れて食べます。盛岡でかなり以前に冷麺を食べた事がありますが唐辛子のパウダーを入れスープが赤くなるような辛いものでした。韓国では甘味のあるスープで少しの酢とマスタードを好みに合わせて少量入れて食します。唐辛子を入れるは北朝鮮風だという事です。


Real Tech Models

翌日は朝からリアルテックでまず8850の検品。

金さん、この一カ月数時間の睡眠で頑張ってきました。機関車、テンダー共完全なフルイコライジング機構を組み込んだのですがそれがバランスを取るのが最も難しい8850です。イコライジング・システムの蒸気機関車を製作するのはリアルテックとしては初めての事でもあり8850の走行と軸重バランスの調整が滅茶苦茶難しく、この朝ホテルに迎いに来てもらった時も完全に腰が浮いていました。ただもう既に全ての問題は解決しています。

8850(ボルジッヒ製)大正時代初期タイプ(8850,8856)。
中部鉄道管理局の表記がキャブ側面中央に入ります。中部鉄道管理局とは東京〜名古屋間の事を指しています。8850は東京〜名古屋間の各機関区に配置され大正8年頃まで当時最高1列車、2列車を牽引、その後C51(18900)にその座を譲っています。一つ前の特急牽引機6400の時代の最大急行はまだ新橋汐留駅発でしたが8850は大正3年完成の現在の東京駅発着の最初の特急牽引機に当たります。残念ながらセキュリティの問題で東京駅構内での写真が一枚も残されていないのが残念です。

8850(ボルジッヒ製)大正中期スタイル。
発電機を備え電燈式ヘッドライトを装備。テンダーには増炭板と重油タンクが追加で装備されています。国府津での写真が有名な8853号機を忠実に再現しています。

エンドビームは赤。バァッファーは塗装ではなく黒ニッケルメッキ仕上げ





八高線仕様ボルジッヒ製空制化バージョン(8858,8859)。

八高線仕様川崎造船製空制化バージョン(8865,8868)。



三井鉱山奈井江礦業8865川崎造船製。

何れも重心が低く腰が据わった(ボイラー中心は高い)感じを上手く捉えています。日本型蒸気機関車モデルはほぼ腰高なものばかりです。
下記で8850の走行動画見られます。





最少通過半径610R(ダイレクトSカーブ含む)。このクラスの蒸気機関車モデルとしては破格の牽引力を持っています。コアレスモーター効果で単機で2ボルトで始動。客車7輌をスリップする事無く引出し可能です。









リアルテックでは午後からOJ ED19の1号機の図面が出来上がっておりこれについての打ち合わせも行いました。


この日の夜は大変忙しいリアルテックを後にしホテルの直ぐそばでウジン氏を呼び軽くイタ飯を食し早々とホテルに引き上げました。

韓国でも最近はこの手のものでも味が大分良くなってきています。





ATM社
最終日は再びATM社へ。EF60の改良点についての確認事項等をさらに細かくデザイナーの金さんと打ち合わせを行いました。

ATM社が入っているビルディング。

EF15の組み立てが終了しておりカーブ走行のチェックをさかんに行っていました。610RダイレクトSカーブを問題なく走行。さらに小さなカーブでも行けそうな雰囲気です。ATM社としては初めての旧型電気機関車の製作となります。EF58へのたたき台と云えるかもしれませんがこのEF15はやはり大作と呼べます。



プロトタイプは上越線高二タイプ、横川に保存してあるナンバーになります。

この写真を見る限りとてもカーブ走行は不可能のように見えますがさに有らず。







今回最後の食事(昼食)はプデチゲ。この写真のような状態で出てきます。

火にかけて沸騰してきたらコチュジャン、ラーメン等を入れます。

午後は再びEF15等の話し合いを行い、その後金浦空港へ向かいました。


Fin