2012.12.22

16番 ツム1000、カ3000、ワム90000 塗装済量産サンプル写真紹介
2013年1月発売のOJツム1000、カ3000に引き続き16番の貨車シリーズは2月発売となります。塗装済量産サンプルが届きましたのでご紹介させて頂きます。
<TYPE2B ツム1000 ツム1100~1697(旧ツム1 2段リンク改造)>


<TYPE2 カ3000 カ3151~3348(カ2000 2段リンク改造)>

カ3000では構造上(牛の糞尿対策)下部にドアレールが無くドア上部のみにドアレールがあり滑車で吊ってドアを開閉します。


<TYPE2B ワム90000 戦後初期タイプ 2段リンク改造>

車体に入る溶接ラインはもう一段細く表現されます。又量産品では各タイプ共足踏みブレーキ、ステップ等に白が入ります。



下廻りはワム90000(左側)を基本にした構造ですが中央のカ3000、右側のツム1000共に軸距離で実物で300㎜、車体長が350㎜長くなっています。軸箱のリーフスプリングによる可動がない以外はOJバージョンと何ら変わらないディテール表現です。

 



ED17 24号機とカ3000、ツム1000、ワム90000の組み合わせで小貨物列車を再現。D級、F級を問わずデッキ付電気機関車には2軸貨車がお似合いです。これも今となっては過去のノスタルジーの世界ではありますが、良く作り込まれた模型ではその感が一層強く感じられます。当店では引き続きDD12を発売予定でED17 24号機と共に良い雰囲気を盛り上げてくれると思います。そのような中でもやはり2軸貨車は脇役以上の存在感を発揮してくれます。

ツム1000と小型車ツ2500を対比して見ると車体の大きさがこんなに違います。


下廻りのフレームのディテールの凹凸感は模型でぜひ再現したかったテーマの一つです。
プロトタイプが長軸車輪なので16番ではフレームの位置とディテールを正確に再現する事が可能でした。
台車の奥行感も2軸貨車に重厚感を与えてくれます。真鍮モデルの真骨頂です。

各タイプ共税抜35,000円です。決して安いものではありません。でもここまで贅沢に手間暇掛けた模型はもう当店以外では製品化する事が難しい時代となっています。物作りの大変さについて良く理解して頂ける方が居る限り当店ももうしばらく頑張っていこうと思います。