2012.12.22

OJ及び16番、ツム1000、カ3000 タイプ別違いの説明


ツム1000(3タイプ) 
TYPE1 ツム1000 1698~2597 昭和37年~39年製

ツム1000の最終生産タイプ。時代が新しくなり組立に溶接を多用。側面ボディ、妻面中央に溶接ラインが入る。2段リンク台車はフレームへの取付にアングルの補強が入る新しいタイプ。


TYPE2A ツム1000 1000~1099 昭和29年製

TYPE2B ツム1000 1100~1697  昭和34年 ツム1 2段リンク化

2Bは昭和26年から28年に製造された1段リンク車ツム1形。2Aは昭和29年、車体は同じで2段リンク ツム1000として登場。車体の組立にリベットを多用。溶接組立の後期型と較べ外観の印象がかなり異なります。妻面上部にはワム90000等と同タイプのベンチレーターが取付らています。2Bのグループは昭和34年2段リンクへ改造の上、ツム1000へ編入。2段リンク台車は2Aは初期型。2Bはアングル取付による後期型と台車形状が異なります。


カ3000(3タイプ) 
TYPE1A カ3000 3000~3100 昭和29年製


上図でボディ側面一番下の黒ラインは糞尿を捨てる為のスペースを表現している部分です。但し赤く囲んだ個所のみ塞がれています。これは糞尿による汚れを避ける為に取られた処置です。タイプ1Aでは足踏みブレーキ側側面のドア右側が塞がれています。2段リンク台車は初期型。


TYPE1B カ3000 3101~3150 昭和30年製



TYPE1Bでは車体側面下部のスペースが全て塞がれてしまっています。余程汚れが酷かったとみえます。2段リンク台車は初期型。



TYPE2  カ3000 3151~3348 昭和34年 カ2000 2段リンク化


昭和26年製1段リンク車カ2000を昭和34年に2段リンク化、カ3000に編入されたグループ。ドアの板の貼り方がオリジナル カ3000と異なる。側面下部は足踏みブレーキの上部分(赤く囲んだ個所)のみ塞がれている。2段リンクはアングルを介して取り付ける後期型。