ラインナップ No.27

DD51量産型   
Type1 745号 晩年タイプ(三つ目ライト) 只今発売中
Type2 全盛期 北海道タイプ(三つ目ライト)只今発売中
Type3 842号機 お召し牽引機
 只今発売中!
Type4a 1100番代北斗星 TypeA 只今発売中
Type4b 1000番代北斗星 TypeB 只今発売中

Type5 1100番代 山陰タイプ 只今発売中!

この度のDD51は種類分けが多い為、お客様のご要望をなるべく生産数に反映したいと思います。5月末日までに大体の生産数を決定することになっていますのでお早めにご注文して頂くようお願い申し上げます。


 6年の歳月を掛けて全力で取り組んできたDF50がいよいよ4月中頃の発売と決定致しました。しかし、一息付く事はまだ私どもには許されない事です。引き続きもう一つの国鉄ディーゼル機関車の大看板4番バッター、DD51量産機を製作中だからです。既に試作型DD51-1号機のプロデュースを手掛ける事によりDD51についての知識等、ある程度の理解は得られていましたがいざ、製作を決定する段となり、さて数多いバリエーションの中よりどのタイプをチョイスするべきかと云う難問に突き当たりました。DD51-1号機だけでも綿密な調査により3タイプを作り分けてしまう位ですから今回は一層悩みました。今より3年程前の事でしたが当時特徴のある形態で人気の高かった三つ目ライトの745号の存続がそろそろ危ないとの情報を得まずこれが決定。二つ目はやはり久々にお召し列車牽引の栄光に浴した842号機を選ぶ事と致しました。次はほとんど自動的に一般的に人気の高い1100番代後期型に属する北斗星色を重連を想定して無線アンテナ取付位置の違いとボンネット上ハッチのリブの有無により2バージョンで作る事となりました。

 さて取材については2002年6月21日、新津より廃車回送される為長岡に移っていた745号機の取材、写真撮影となりました。手入れが行き届いて今すぐにでも出庫して行くのではと思わせる745号機の風格ある最後の勇姿に立ち会えた事は喜びと寂しさの入り混じった複雑な心境で2時間半程度の取材時間が瞬く間に過ぎてしまいました。私たちの取材終了と共に745号機はナンバープレート、メーカーズプレート等が取り外され機関車のすぐ脇 のバラストの上にきれいに並べられました。最後にナンバーの外された745号機に向かい私たちは全力で最上の模型として再現する事を誓って惜別し長岡を後にしました。DD51 745号機はその翌日最後の旅路となる秋田、土崎工場へと旅立って行きました。

 
842号機の取材は翌月の7月9日高崎において行われました。曇天の時折降る雨の中撮影を行いましたがそのような天候の中でもお召し機として手入れされたDD51 842号機は美しく磨かれ新車同様の輝きで私たちを迎え入れてくれました。少し離れた所に置かれた800番代後期車の大きな扇風機カヴァーも気になるものでした。

 同年8月には札幌において
北斗星色の撮影を終了。秋より各種実車図面や写真の収集や整理と共にプロデュースを開始。この段階で三つ目ライト745号機の北海道ニセコ牽引時代を再現する事を決定。最後はA寒地仕様北斗星色と同じグループに属する国鉄B寒地仕様車 山陰タイプを企画に加える事により今回製作する全ヴァージョンが出揃いました。

   Type4 DD51-1137       Type4A DD51-1054
500番代でも後期型に分類される745号機、800番代の842号機は時期的に見て近いグループに入れる事ができます。このグループの模型化は1/80 16番では初めての事となります。A寒地仕様 北斗星色及びB寒地仕様 山陰タイプ1100番代とDD51でも最も完成された最後期型に当たりますのでこのグループに加えられる800番代、1800番代の後期型(大きな扇風機カヴァーが特徴)も近い将来製品化してまいります。又1号機との重連に活躍した2~3号機や初期の5~53号機、500番代初期型もニーズが有りますればラインナップに加えて行きたいと考えます。


Type1 745号 磐越西線時代(新津)晩年タイプ(三つ目ライト)
A寒地仕様 運転室内スティーム・ジェネレーター搭載、無線アンテナ付、タブレットキャッチャー無し。
ナンバー745


Type2 全盛期北海道(五稜郭)タイプ(三つ目ライト)
A寒地仕様 運転室内スティーム・ジェネレーター搭載、無線アンテナ無し、タブレットキャッチャー付の国鉄時代。
ナンバー710、742、745








非公式側キャブ

公式側キャブ


Type3 842号 お召し牽引機(高崎)
暖地仕様 運転室内スティーム・ジェネレーター無し、エキゾースト、台枠上部メッキ仕上げ。
ナンバー842


Type4a 1100番代 北海道 北斗星色 TypeA
A寒地仕様 運転室内スティーム・ジェネレーター搭載。キャブひさし部アンテナ取付。ボンネットハッチリブ付。
ナンバー1137、1140、1141、1142、1148


Type4b 1000番代 北海道 北斗星色 TypeB
A寒地仕様 運転室内スティーム・ジェネレーター搭載。キャブ屋根部アンテナ取付。 ボンネットハッチリブ無し。
ナンバー1054、1083


Type5 1100番代 山陰線タイプ
寒地仕様 米子、福知山。特急「出雲」牽引。、運転室内スティーム・ジェネレーター搭載。列車無線アンテナの無い国鉄時代。
ナンバー1104、1106、1107、1109、1117、1118、1121、1134、1175