ラインナップ NO.66                              2017.4.29

ムサシノモデル2軸貨車シリーズ

ワム21000 本体価格 ¥36,500
TYPE1A 鉄道省1段リンク
TYPE2A 鉄道省1段リンク
TYPE1B 国鉄1段リンク 予約一杯
TYPE2B 国鉄1段リンク 予約一杯
TYPE1C 国鉄2段リンク
TYPE2C 国鉄2段リンク

ワム70000 前期型 本体価格 ¥36,500
ワム70000 後期型 本体価格 ¥36,500

レム5000 本体価格 ¥36,500
レム6000 本体価格 ¥37,500


この度当店の2つの16番貨車シリーズ、戦前の〜と戦後の〜とありますが今回戦前の〜からワム21000、戦後の〜からワム70000、レム5000/6000を発売致します。ムサシノモデルでは以前より数多くの機関車を製作してまいりました。戦前戦後を問わず最近でも8850形,ED12,ED19,EF60,DD12,DD41/90,DD51と2軸貨車にお似合いのプロトタイプを製作及び製作中です。これらの機関車と組み合わせてお楽しみ頂けるようなハイスペックなモデルとして2軸貨車をシリーズで発売してまいりました。もちろん廉価なプラ貨車に1輌混ぜ変化を持たせたりして楽しむ事もできます。2〜3年に一回のペースとゆっくりですが厳しい環境の中これからも資料入手の難しい貴重なプロトタイプの貨車を製品化してまいります。宜しくお願い申し上げます。


鉄道省/国鉄 ワム21000
ワム21000は大正期製造の木造ワム1、ワム3500に続く標準15t積有蓋車ですが最初の2重羽目構造の鋼製車です。製造は昭和4年ですがこの一年一気に1000輌製造されました。しかし丁度この年より始まった世界大恐慌の煽りを受け後の増備は行われず翌昭和5年より荷重10t積みの有蓋車ワ22000が大量に製造される事となります。この二つの形式ワム21000とワ22000初期型に共通しているのが側扉に大きく入ったX状の補強です。ワム21000は少し改良を加えられた形で昭和13年より製造が始まるワム23000/90000へと引き継がれていきます。これまでにワム1、ワム3500、ワ22000、ワム23000、ワム90000を製品化してきた当店がこれを避けて通る訳には行きません。ワム21000は戦後も1968年10月いわゆるヨン・サン・トウに向けて2段リンク化され1970年代まで生き残りました。当店では戦前鉄道省1段リンクで2バージョン、戦後国鉄タイプで1段リンク、2段リンクの2バージョン、計6バージョンで発売致します。

TYPE2A 戦前鉄道省1段リンク



TYPE2C 国鉄2段リンク タイプ



ワム23000/90000とは床下のフレームのディテール等全く異なります。


国鉄ワム70000 前期型
国鉄ワム70000 後期型

ワム70000は当店OJシリーズの貨車第一弾としてワム60000と共に製作した形式です。今回OJ図面を基に初期タイプ、後期タイプの2つのバージョンで製品化致します。

ワム70000後期型

ドア、妻板はプレス加工。妻板上部はロストワックスによります。各部にリベットの表現が入りこの形式の見所の一つとなっています。

屋根はピークドルーフ。屋上タル木の形状が前期後期タイプで異なります。

床下フレームの形状はワム60000等と異なり古いタイプの形を残しており、かなり部品点数も多く複雑で16番サイズでは組立がかなり大変です。


国鉄レム5000/レム6000
レム5000/6000はOJで製作した形式ですが前回のカ3000、ツム1000同様のパターンでOJモデルの図面を基にしています。レム5000/6000の下廻りブレーキテコ装置の相違点再現や屋上のリブの違いを初めて正確に再現。

レム5000

車体側面に青15号の帯が入ります。



以前製作したレ2900同様ドアの開閉装置のディテール表現には冷蔵車という事で特に拘りました。

レム6000


この形式を16番で下廻りまで含めまともなものとして発売されるのは今回が初めてです。
床下のディテールもほぼ完全に再現。短軸台車の形状も流用が効かないこの形式独特のものです。








屋根の補強の形状がレム5000/6000で異なります。






戦前のローカル線のイメージで。


設定を変えてもう一枚。



戦前の貨物列車。

昭和4年ワム21000は一気に1000輌が製造されましたが折りからの世界大恐慌の影響で翌年からは10t積み小型のワ22000が大量に製造される事になります。この2形式は兄弟のような関係に当たります。