ラインナップ NO.66                             2015.1.19
ワム21000、ワム70000、
レム5000/6000

当店の2つの16番貨車シリーズ、戦前の~、戦後の~とありますが今回戦前の~からワム21000、戦後の~からワム70000、レム5000/6000を製作致します。

ワム21000は大正期製造の木造ワム1、ワム3500に続く標準15t積有蓋車ですが最初の2重羽目構造の鋼製車です。製造は昭和4年ですがこの一年一気に1000輌製造されました。しかし丁度この年より始まった世界大恐慌の煽りを受け後の増備は行われず翌昭和5年より荷重10t積みの有蓋車ワ22000が大量に製造される事となります。この二つの形式ワム21000とワ22000初期型に共通しているのが側扉に大きく入ったX状の補強です。ワム21000は少し改良を加えられた形で昭和13年より製造が始まるワム23000/90000へと引き継がれていきます。これまでにワム1、ワム3500、ワ22000、ワム23000、ワム90000を製品化してきた当店がこれを避けて通る訳には行きません。ワム21000は戦後も1968年10月いわゆるヨン・サン・トウに向けて2段リンク化され1970年代まで生き残りました。当店では戦前鉄道省1段リンクで2バージョン、戦後国鉄タイプで1段リンク、2段リンクの2バージョン、計4バージョンで発売致します。

ワム70000は当店OJシリーズの貨車第一弾としてワム60000と共に製作した形式です。今回OJ図面を基に初期タイプ、後期タイプの2つのバージョンで製品化致します。

レム5000/6000は現在OJで製造中の形式ですが前回のカ3000、ツム1000同様のパターンでの発売となります。レム5000/6000の下廻りブレーキテコ装置の相違点再現や屋上のリブの違いを初めて正確に再現致します。ご期待下さい。


当店の貨車シリーズ順番は前後しましたがこの後は戦前の貨車のシリーズ ト20000、カ1500、レ5000、ワフ3300を製作致します。乞うご期待下さい。

製造担当はOJ C62を製造したアートホビーズ社となります。