ラインナップ NO.15                   2012.7.21
スーパーOJクラッシックシリーズ15

OJ C62 サンプル写真の紹介
只今予約受付中
C62 2号機 ニセコ時代 白線入り(小樽築港機関区)
C62 3号機 ニセコ時代 (小樽築港機関区)
C62 16号機 呉線時代 (糸崎機関区)
C62 17号機 東海道本線 つばめ、はと牽引時代(名古屋機関区)
C62 18号機 東海道本線 つばめ、はと牽引時代(名古屋機関区)
C62 23号機 常磐線ゆうづる牽引時代(平機関区)

     2013年秋発売予定 
本体価格720,000円+税


(1)C62 2号機 昭和23年5月29日 日立製 新製配置 糸崎
宮原機関区では東海道本線で”つばめ”、”はと”を牽引。デフレクターに特別装備された”つばめ”マークは余りにも有名な存在です。昭和32年北海道五稜郭機関区へ移動。昭和46年まで函館本線山線にて重連で”ていね”ニセコ等を牽引。苗穂工場での耐寒装備、重油併燃の重装備型で3号機との重連での活躍はゴールデンコンビと呼ばれた。現在梅小路蒸気機関車館にて保存。

(2)C62 3号機 昭和23年6月18日 日立製 新製配置 糸崎
鉄道ファン誌400号によると「梅小路時代はまれに”かもめ”を牽引」。昭和31年9月C62として最初に北海道へ移動。2号機同様耐寒重装備で活躍。昭和51年3月廃車になるも昭和63年3月車籍復活。エクスカ―ジョン走行で再度人気を博し現在は苗穂工場で静態保存中。

(3)C62 16号機 昭和23年12月22日 日立製 新製配置 下関
17,18号機と共に名古屋、梅小路、下関、広島、糸崎と移動。昭和33年よりの下関時代は山陰本線で20系等特急を牽引。昭和40年山陽本線電化完成により呉線糸崎への移動で急行安芸を牽引。当店ではこの糸崎機関区所属時のスタイルにて製品化。広島工場での特徴としてテールライト埋め込み化。ATS発電機のかなり前寄りへの取付等典型的な山陽スタイルのC62を再現致します。尚16号機は軸重軽減化の上15号機と共に北海道に渡り1年程活躍。昭和46年11月廃車となっている。

(4)C62 17号機 昭和23年12月30日 日立製 新製配置 岡山
   C62 18号機 昭和24年1月26日 日立製 新製配置 下関
昭和28年、東海道線名古屋電化と共にそれまでの浜松機関区に変わって名古屋機関区のC62が下り特急仕様を担当する事となり6,16,17,18,25、26、28各号機がその任に当たった。翌昭和29年特急”つばめ”、”はと”の牽引定数の50.0(500t)から55.0(550t)へと引き上げとなり名古屋、宮原のC62には重油併熱装置が設けられた。その為の重油タンクが宮原区ではテンダー炭庫後部仕切りの後(北海道へ渡ったC62 2,3号機と同位置)に設置されたのに対して名古屋では炭庫仕切り板の前(炭庫内)に置かれた。18号機には宮原区の2号機に刺激を受けデフレクターにツバメマークを取り付けた。ツバメマークがやや下向きで下りツバメと呼ばれている。17号機は同年12月12日東海道本線木曽川〜岐阜間の木曽川橋りょう上で狭軌における蒸気機関車最高記録129km/hを記録している。当店のOJ C62 17,18号機はこの絶頂期のスタイルで模型化を致します。翌昭和30年には共に前面煙室扇下にエプロンが取り付けられる(6、16、25、26は昭和27年取付済)がその直前の美しいスタイルでの製品化です。17号機の特徴として前面解放テコ日立製原型タイプ、煙室扉ひんじリブ付。運転室左下に風取り口を設けた為の仕切板をキャブ前ランボード下に設置。18号機ではデフレクタの下りツバメマーク。そして長く伸びた二子三方コックが特徴です。空気作用管はハンドレール下に設置。その曲げ方は17、18号機ではかなり異なります。ナンバープレートは赤、ランボード白線入り。炭庫内に設けた重油タンクと正確に再現されたそのパイピング等々今までに無い正確さで17、18号機を再現致しました。

(5)C62 23号機 昭和23年8月31日 川車製 新製配置 下関
新製配置は下関。半年後には軸重軽減化改造の上水戸に移動、白河を経て昭和29年からの尾久時代は常磐線にて特急”はつかり”等を牽引。昭和38年平機関区へ移動、昭和40年10月登場の”ゆうづる”最多牽引機となる。この時代を忠実に再現致します。切り詰められた煙突、後退して取り付けられたATS発電機、少しだけエッジの立ったデフレクターに特徴があります。3.11の震災に伴う原発事故で立ち入り禁止区域となった地域での活躍が当時の多くの写真に納められています。OJでC62を製作する上で23号機は絶対外す事ができないカマです。

当店ではC62 2,3号機通称ゴールデンコンビを始め各号機共これまでに無い超絶レベルで模型化致します。古い因習に囚われず徹底して対象と向き合いこれまでに無いドラスティックな表現方法で日本最大クラス故の破格のボイラーの迫力と共に特急牽引機としての優雅さまで再現。真に冠絶のC62を目指します。