ラインナップ NO.18                             2011.3.10

大型急客機が2つ続いた後は当店に対してご要望の多いOJ C11を予定通り製作致します。

 前回、と云っても10年ひと昔、大正期製造され以後の日本の貨車のベースとなった形式ワム1、ワム3500、スム1、トム1、トム5000、トム16000を発売致しました。そして長いインターバルとなっておりましたが当初の計画通り第2弾として戦前昭和初期に製造された当時の鉄道省の一群の貨車を発売致します。今度は3回程のグループに分けて製作致します。第一弾はワ2200初期型、レ2900初期型、同じくレ2900後期型、ツ2500の4形式です。レ2900初期型と後期型では屋上に設置された  ハッチの位置はもちろん下廻りの台枠構造、軸箱守りと形態が全く異なるものです。ワ2200も初期型と中期〜後期型で同じ事が云えこちらの形式ではX型ドア補強が特徴的な初期型を製作します。ワ2200初期型はワム21000に中期型、後期型はワム23000に準じたものと考えられます。第ニ弾はそのワム21000を製作致します。ワム23000/90000とは台枠構造がやはり異なります。X型ドア補強はワ2200初期型と同様昭和最初期の有蓋車の特徴です。尚、この形式は2段リンク化されヨンサントウ(1968年10月)のダイヤ改正に伴う貨物列車のスピードアップ後まで生き残りました。ワフ3300!これは大正期に製造された合造緩急車ですが戦前の貨物列車編成には必ずと云って良い程くっ付いていた車輌でこれがないと貨物列車の前後が締まりません。詳しい図面が残っていないのでワフ3000、フ100等残された数少ない資料と写真より模型化図面を復元しての製作となります。カ1500はブレースの入り方の違いで前期型と後期型を製作します。レ、ツと共に貨物列車の編成に変化が付けられます。第三弾はレ5000、3輌タンクカー タサ1を予定しています。当店で発売したED13、ED16、ED17、ED57、EF10、EF11の各戦前仕様と組ませての貨物列車、ホハ、ナハ系木造客車とのミキスト・トレインと多くのシーンを彩ります。