2010.1.31
スーパーOJ クラシック シリーズ第12弾

国鉄C59 途中経過

昨年11月アートホビーズにてC59の下廻りを撮影したものです。最終的に組み上がってしまうと外からは全く見えなくなる部分(実物同様)のディテール等の状態が良く分かります。そして私達のOJモデルではこの全く見えない部分にまでバカ凝りする、要するに手を抜かない。つまり構造的に可能な限り実物に忠実に再現する事を目標に掲げ製作しています。過去に発売になったモデルを入手、それを基にちょこちょこっと手を入れ模型として発売するのとではそのプロセスが全く異なります。

C59戦後型(101〜)、この場合は164号機のメインフレームのサイドビュー。ちなみにC62とは後部フレーム、缶受けの形状が異なる以外全く同じです。

メインフレーム第二、第三動輪間に納められた二組のブレーキシリンダーとブレーキレバーとを結ぶブレーキテコの様子が良く分かります。

後部メインフレーム。灰箱、動力火格子装置の揺すりシリンダーを見る。

後部フレームを下から見る。各部品の立体感はOJならでは。鋳物で出来ている後部フレームのディテールまで正確に再現しています。

メインフレーム上部に取り付けられた三つの缶受け。全て形状が異なりますが組み上がると外からは殆ど見えなくなってしまいます。




一番前の缶受け。


中央の缶受けを前から見る。その前後でディテールが異なりますがさらにオイルキャップが取り付けられています。中を貫通しているパイピングは水撒き管と暖房管です。

一番後ろの缶受けを後方から見る。


後部フレーム上面のディテール。


後部フレーム及び灰箱の上に火格子を載せたところ。

動力火格子装置のテコと引き棒まで再現しています。


火格子本体

シリンダーを後方より見る。

先台車。C62と全く同じ形をしています。

燐青銅のリーフスプリングを重ね実物同様にイコライジングさせています。


この角度から見ると先台車の構造が良く分かります。