ラインナップ NO.43                                                 2008.4.14
ムサシノモデル旧型電気機関車シリーズ
鉄道省/国鉄 ED16
只今発売中
定価¥178,000(税込¥186,900)
スノウプロウ付上越タイプ ¥180,000(税込¥189,000)
スノウプロウ付14号機 ¥181,000(税込¥190,050)



立川機関区をイメージして。


TYPE1a 戦前中央線(甲府機関庫)4号機

TYPE1b 戦前中央線(甲府機関庫)3号機

1号機より5号機は昭和6年電化となった中央線の甲府機関庫へ新製配備され八王子〜甲府間の主として旅客列車牽引に使用された。客車は全て木造車で中型ホハ12000系、大型ナハ22000系でした。
4号機は運転室窓側窓水切り無し、機械室保護棒無し。3号機は運転室側窓水切り有り、機械室側窓保護棒有り

上の写真、抵抗器室モニター上部オープンのものが中央線タイプ(1号〜5号機)。下が抵抗器室モニター上部に雪除けの為のカバーが付いた上越線タイプ(6〜18号機)。最後までこの状態でした。
TYPE1戦前中央線、TYPE2戦前上越線仕様は実機同様に模型でも重連で使用する事を考え、一部ディテールの異なるナンバーを選んで製品化。


TYPE2a 戦前上越線(水上機関庫)13号機



TYPE2b 戦前上越線(水上機関庫)7号機


6号機より18号機は昭和6年長年に渡る大プロジェクト、清水トンネルの完成により全線開通となった上越線水上機関庫に配備され電化区間(水上〜石打)で単機にて旅客列車、重連にて貨物列車牽引に使用された。冬場にはスノウプロウを取り付け後にはヘッドライトに氷柱切りも取り付けられ早速上越タイプと呼べる形態となっている。ブレーキシリンダー前に取り付けられた雪除けやフレームの補強にも注目。当時の上越線で使用された客車は一つだけあった急行列車を除けば全て中型ホハ12000系、大型ナハ22000系でした。
13号機は運転室側窓 水切り無し。7号機は正面窓磨き出し、運転室側窓水切り有り。


戦前タイプED16の屋上パンタグラフ高圧引込み線は直接フレームに溶接されていました。省型電気機関車ではEF52、EF53前期型までがこのスタイルで登場。記述はありませんがその後、一般的スタイルに改造されています。青梅鉄道公園のED161号機のパンタグラフ横の屋根部分には改造により塞がれた痕跡が残されています。


TYPE3a 青梅南武線(立川機関区)1号機




TYPE3b 青梅南武線(立川機関区)10号機
(Hゴム窓)




TYPE3c 青梅南武線(立川機関区)14号機
(Hゴム窓)





TYPE3d 青梅南武線(立川機関区)15号機


ED16は昭和30年以降順次西国立区(立川区)に集められ青梅南武線のセメント列車を中心とした貨物輸送に使用された。当店では最もED16が人気を得ていた晩年のスタイルで4つの号機を忠実に再現、模型化致しました。



戦前上越タイプ7号機正面
微妙なエンドビームの形状をよくご覧下さい。
屋根のR、肩のR、運転台窓の形状、正面扉両側にクッキリはいった折り目。
ED16の面構えを徹底的に研究、再現致しました。

中央線、上越線共戦前タイプ、ヘッドライトには格子が入ります。



青梅南武線タイプでは原形窓、Hゴム窓の他、各号機のテールライト位置、ナンバープレート位置のそれぞれの違い、1END/2ENDでの空気取り入れ口の有無、正面扉窓枠のサイズの違いまでも忠実に再現しております。




碍子の色も号機により白と緑があります。

抵抗器室屋上モニター屋根、1号機はオープン。
10,14,15号機はカバー付。

戦前上越線タイプ。重連用ジャンパー栓も
カーブ走行時に問題無いよう取り付けました。

スノウプロウは戦前上越タイプと晩年14号機とで形状が異なります。
上記写真でお分かりの通り、14号機のエンドビームに掛かるスノウプロウブラケットまでも再現致しております。

エンドビーム、先台車を下側より眺める。

先台車を外したところ。先台車の泥除けや横梁、床下に取り付けられた釣り合い空気溜めまでも再現致しました。

水上機関区を想定してEF113号機と共に。
 

戦前タイプED16は当店発売の木造客車に最もお似合いの機関車です。この鉄道黄金時代の組合せを模型で再現することが叶えられました。ファウルハーベルコアレスモーター2233Wと軸バネ可動車輪の組合せで強力なパワーを発揮。ナハ22000系客車10輌以上を楽々と牽引致します。