ラインナップ No.35

都電5000形(5タイプ)
都電5000 Aタイプ 初回サンプルモデル


屋根はプレス一体絞り

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都電5000独特の重厚なフロント・フェイス

D12台車

戦前生まれで都電5500形が登場するまでは都電最大(全長13m)であった都電5000形をいよいよ模型化。前期型(昭和5年製)より旧ツートン塗装の3扉タイプ、改造後イエロー塗装の中出式2扉タイプ、後期型(昭和19年製)より改造後イエロー塗装の両端式2扉タイプを模型化。2003年4月からプロデュースに着手しタイプ分けを決定。亜進精工社のドロウィング・デザイナーが格闘の末、根を上げてしまい、亜進精工社社長自らが前期型3扉タイプの基本図面を仕上げたという曰く付きのもの。さらに2004年3月以降から実車図面と徹底的に摺り合わせて細かい寸法を微調整。
大きな丸みを持つ前頭部の特徴、幕板・窓・腰板の割合バランスから大きな車体の腰が座った印象を再現する事に努めました。さらに下記の各タイプ内訳を見れば分かるように5000形には多様な変化があります。旧ツートン塗装時代は基のトロリーポール取付座位置にビューゲルが配され、昭和33年以降の改造更新から中央に移動された。改造を施工した工場によって個体差があり、ベンチレーターの有無、屋根上張り上げタイプ・防水布張りタイプ、縦ドイの形態差及び標準と大型の方向幕等多岐に渡っています。特に改造後の前期型2扉タイプを図面化するに当たっては難関尽くめで、長い時間を掛け推考を重ねた末に漸く2005年度に入り5タイプの図面を完成させる事ができました。

@Aタイプ 都電5000形 前期型3扉・原形 日本車輌製造(No5004,No5006)
ツートン(グリーン/クリーム)塗色、12台車
屋根上防水布張り、ベンチレーター・ランボード付、標準方向幕(小)、側面裾・ヘッダーシルリベット有り、妻面コードズリ無し、ビューゲル泰平製トロリーポール位置取付、側面窓保護棒無し。


AB−1タイプ 都電5000形 前期型2扉 局工場改造(No5001)
イエロー塗色、D12台車
屋根上張り上げ、ベンチレーター無し、妻面隅柱縦ドイ付、大型方向幕、側面裾リベット無し、ヘッダーシルリベット有り、妻面コードズリ左位置、ビューゲル明石製(基部泰平製)、側面窓保護棒外付。


BB−2タイプ 都電5000形 前期型2扉 局工場改造(No5012)
イエロー塗色、D12台車
屋根上張り上げ、ベンチレーター無し、妻面隅柱縦ドイ付、大型方向幕、側面裾リベット無し、ヘッダーシルリベット有り、妻面コードズリ左位置、ビューゲル泰平製、側面窓保護棒外付。



CCタイプ 都電5000形 前期型2扉 大栄車輌改造
(No5003)、イエロー塗色、D12台車
屋根上張り上げ、ベンチレーター無し、妻面隅柱縦ドイ無し(隅柱裾下に表現)、大型方向幕、側面裾&ヘッダーシルリベット有り、妻面コードズリ左位置、ビューゲル明石製(基部泰平製)、側面窓保護棒内付。



DD−1タイプ 都電5000形 後期型2扉 局工場改造(No5014)
イエロー塗色、D14台車
屋根上防水布張り、ベンチレーター無し、妻面隅柱縦ドイ有り、標準方向幕(大)、側面裾&ヘッダーシルリベット有り、妻面コードズリ中央位置、ビューゲル泰平製、側面窓保護棒外付。


ED−2タイプ 都電5000形 後期型2扉 局工場改造(No5022)
イエロー塗色、D14台車
屋根上防水布張り、ベンチレーター無し、妻面隅柱縦ドイ有り、標準方向幕(大)、側面裾&ヘッダーシルリベット有り、妻面コードズリ中央位置、ビューゲル明石製(基部泰平製)、側面窓保護棒外付、前扉C・後扉Cタイプ。


FE−1タイプ 都電5000形 後期型2扉 ナニワ工機改造(No5020)
イエロー塗色、D14台車

屋根上防水布張り、ベンチレーター付、妻面隅柱縦ドイ無し、標準方向幕(大)、側面裾&ヘッダーシルリベット有り、妻面コードズリ中央位置、ビューゲル泰平製、側面窓保護棒無し。


GE−2タイプ 都電5000形 後期型2扉 ナニワ工機改造(No5021)
イエロー塗色、D14台車

屋根上防水布張り、ベンチレーター付、妻面隅柱縦ドイ無し、標準方向幕(大)、側面裾&ヘッダーシルリベット有り、妻面コードズリ中央位置、ビューゲル泰平製取付、側面窓保護棒外付。




※尚イラストと量産品とでは若干異なる場合があります。その際はご了承ください。


都電の大きさバラエティ 5500、5000、1100。

フロントフェイス様々。

最もポピュラーな6000形と並べて。