新性能直流電気機関車

JRF EF66 100番代

模型化に際しまして、日本貨物鉄道株式会社のご協力、承認を頂きました

日本貨物鉄道(JRF)ではここ数年国鉄時代の老朽化した機関車の置き換えの為EF210、EH500、DF200の量産、EH200、EF510の登場とゆっくりではあるが着実にその顔振れを変化させつつあります。国鉄時代の色香を残す車輌も更新や廃車となりファンとしては一抹の淋しさを禁じ得ません。このように最新ハイテックロコを次々と開発投入しているJRFですが1987年4月の民営化によるJR貨物発足時には景気好況(後の世はこれをバブルと呼ぶ。タイムマシンで時間を戻してもう一度やり直したいところですが)による貨物量の増加に急ぎ対応する為EF65、ED75の車籍復活、国鉄時代のEF81、ED79の一部改良の上での新製を行い1989年3月のダイヤ改正を迎えていますがこの中で最も華々しく登場したのが14年振りに新製された8輌のEF66でした。

EF66のラストグループを基にその間に行った改良を加えた内容となっているが在来機の製造から14年が経ち製造や運転形態を取り巻く環境が変わり基本部分、基本性能を除く各部に大きな基本変更を行う事となり100番代に区分された。特に前面は新生JR貨物と高速物流を強く世間にアピールする為、当時の世相に合った大きなRで柔らかくふっくらとしたデザインと明るくクリーンなイメージの塗色での登場となった。1960年代高度成長期の真っ只中に作られた力強くパワフルで筋肉質的(男性的)な0番代車に比べて100番代車はよりスマートでオシャレになった訳です。車のデザインの流れにも一脈通じるところがありますが・・・・・。実機図面を見て直ぐ気付く前面半径5mの大きなカーブと側面まで柔らかく廻り込んだ大きな一体曲面ガラスによるパノラミックウィンドウの窓がヘッドライト、テールライトまでも大きく包み込み、そのボリューム感のある豊かな凹凸はある意味女性的な雰囲気さえ漂わせます。見る角度により刻々と表情を変える様などは非常に魅力的です。塗色は車体下からライト・パープル(ほんの微かに色味の付いた白と云ったところ)、ディープ・パープル(少し濁ったようなブルー)、スカイブルー(その名の通り)の塗り分けでドアーは直流機区分を示す明るいクリームの塗色。屋上やスカート、台車等はグレー濃淡。前面窓廻りの金属製押さえ艶消し黒となっている。またナンバープレートやメーカーズプレート、JRマーク、区名札の位置も変更されています。これら100番代1次車101〜108号機は在来機同様吹田機関区へ配置、共通運用で活躍を開始している。100番代2次車109〜116は1990年3月改正に合わせて増備されているが外観的に大きく変化している。一つはヘッドライト・テールライトが円型から角型に変わりカバーガラスによるケーシングが付けられた事。もう一つは車体裾部にディープ・パープルのラインが追加された事で1次車のヘヴィーなムードから一転引き締まった印象となりました。パンタグラフもPS22BよりPS22Dに変更されている。この後更なる貨物輸送の拡大は続き1990年8月〜11月に117〜123。1991年2月〜3月に4次車124〜128、同年9月〜10月に最終の5次車として129〜133号機が次々と登場。これらは新製配置が広島、岡山両機関区へと広げられている(現在は吹田機関区に集中配置)。この117〜133号機のグループは前のグループと比べ水切りが前面窓までグルリと延長されているのが特徴となっている。100番代車の製造は川崎重工/東洋電機と川崎重工/富士電機の組み合わせで一部を除き奇数、偶数と交互に振り分けた発注形態となっている。現在でもEF66−100番代車は更新を受けつつある僚友の0番代車はもちろん、EF200、EF210、EF65と共に東海道、山陽、武蔵野線、東北線黒磯までの区間で全機活躍を続けております。

 当店では一早くJRFの最新ハイテック・ロコの製品化に着手。これまでにEF200−901、EF200量産機、EF500−901、EF210−0、EH500 1〜9、DF200−901、DF200量産機を製品化してまいりました。今年3月に登場するEH200量産機及び901号機。EF510を視野に入れながら今回遡って新生JRFの先鋒としてデビューしたEF66−100番代に取り組みました。EF66−0番代とリンクして国鉄新性能電関シリーズの製品化、そしてEF63へと続く道へとのコンセプトのもと、0番代車共々ムサシモデルと亜進精工社では1999年10月以来全力を尽くして共に努力してまいりました。先に述べたEF66−100番代車の魅力は残さず全て取り入れ再現する事に成功しております。光の加減やこちらの心の状態で表情が変化して見える事などEF66−100番代車のイメージを一新して頂ければ幸いです。実機同様当社EF66−0番代車、EF200、210等と共にお楽しみ下さい。

 
今回EF66−100番代車を製作するに当たり、EF66−0番代車との差異を全体から細部に至るまで徹底した差別化を行い製品化致しました。前面、スカート、キャブインテリアなど目に付くところはもちろん微妙な屋上のパターンの差異から台車、床下器具まで完全に作り分けを行っております。細部の表現では床下のパイピングなど大変目が摘んでおり、また屋上の高圧線はφ0.6精密パイプとロストワックスキャステング・パーツのブラケットによるハンダ組立品を塗装後別途取り付ける等、大変な手間を掛けております。キャブインテリアでも背面のパネルを1エンドと2エンドで作り分ける等思わずニヤリとさせてくれます。これらの造り込みが流麗な流線型ボディとの対比で重厚感を醸し出しています。塗色はライト・パープルが滑らかな白磁器のような印象で仕上げましたが、この艶出しはテクニック的に大変難しいものです。ナンバーから細部レタリングに至るまで全て完全張り込み済みとなっており全体を一層美しく引き締めて見せてくれます。ヘッドライト・テールライトのON−OFFスイッチは屋上避雷器のセンターに空いた穴の中に仕掛けられておりますので専用金具を使用の上ON-OFF致します。モーターはファウルハーベル2338w大型コアレス・モーターへフライホイール取付。カンモーターの2倍強のトルクと抜群の耐久力を持つモーターとコースティング効果のあるスキュードギアシステムの組み合わせ、軸バネ可動、ステンレス車輪の使用により限りなく実感的な走行感を有します。実機同様長大編成を牽引しての豪快な走りっぷりを満喫頂けます。


当店ではEF66-100番代車を1次車(101〜108)と3、4、5次車(117〜133)の2つのバージョンで製品化致しました。いずれ機会があれば2次車(109〜116)も製品化したいと希望しております

   EF66 101〜108 1次車
丸型ヘッド・テールライト、PS22Bパンタグラフ、正面切抜きナンバー取付が高い位置。

 

   EF66 117〜133 3、4、5次車

ケージング付角型ヘッド・テールライト、PS22Dパンタグラフ、正面切抜きナンバー取付が低い位置。水切りを前面窓部まで延長。車体裾部にディープ・パープルのライン。取り外し屋根部側端面のスカイブルーの入り方が1次車と異なる。

 


発売予定品 JRF EF210−0/100、EH200−901/量産、EF510、EH500−10〜、EF200、DF200−50。国鉄EF63、EF62